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海「だからさ、俺のこと…クッションにしていいよ?」
『…クッション??』
海「そ!もし上手く行かなかったら、俺が下で受け止めてあげるからさ。失敗しても安心!」
『え…』
海「ね?それなら怖くても、ちょっとだけ気楽に飛び込めるような気がしない?」
驚いて海人の顔を見上げると、柔らかいアーチ型の眉をほんの少し下げて、なぜか泣きそうな笑顔で私のことを見ていた。
海「今日みたいにケーキ持って駆けつけて、抱きしめて頭を撫でて…どんな愚痴だって聞くよ!世界で一番優しくする!Aさんのして欲しいこと、何でもしてあげる!」
『…でもそんなの…都合良過ぎじゃない?』
海「いーの!今までずっとご飯食べさせてもらってたんだもん!!こんなの、全然へーき!!
…もしかしたら俺だってこの先好きな子できたり、彼女できたりするかもしれないけどさ。
それでもAさんが牾た諭⊇けて″って連絡してくれたら、1番に駆けつけるよ!
何よりも優先する!約束する!だから……」
『…………………』
海「頑張れ!」
真冬の寒さすら忘れてしまうような海人の笑顔を見たら、なぜか目頭がじんわりと熱くなった。
そっか。
私の人生の狠鳳拭蹐蓮∨紊房茲蕕譴討い燭里任呂覆
今この時まで、温存されていたのだ。
『海人、ありがと…』
海「ふふふ、Aさん可愛い!」
甘ったるい声が耳元に流れ込んで来る。
小さな箱が地上に辿り着く頃には
涙はもう、止まっていた。
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きのこ(プロフ) - ゆり:)さん» 気づくのが遅くなりました!さーせん!通知来てねぇぞ?(怒)おかわりしはは、ありがとうございます!白米は旅館で出るので、そのあとに布団の中でもっといいもの与えてあげて(自主規制) (2020年10月14日 11時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり:)(プロフ) - 久しぶりのしはは。感無量。良い子で平らげる廉さんに白米たくさん与えたい。ありがとうございました! (2020年10月5日 3時) (レス) id: 4c9de357d4 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ななかわさん» わーありがとうございます!微妙にノリの軽いチャラ廉は私もお気に入りですww好きになってもらえて嬉しいですヽ(´▽`)/たまーに質問頂くんですが、書いてる時は別にキュンともギュンともしませんww淡々としたもんで、全然潤わないですww (2020年4月16日 16時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ななかわ(プロフ) - きのこさんの作品でこちらが一番好きです。終始ドヤ顔風で、得意げにぜったい俺に惚れた!って思うれんくんを想像したらめちゃくちゃかわいかったのに、まさか真顔( ˙-˙ )で書いてらしたなんて……笑 (2020年4月16日 10時) (レス) id: fe68b6cd78 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - みずほさん» いえいえ、お話はお暇なときに読んでもらえれば十分ですよ!Black Jokeもハマってもらえて嬉しいです(^^)つい先日無事に完結しましたので、また思い出した時にでも覗いてもらえれば嬉しいです! (2020年4月16日 0時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きのこ | 作成日時:2020年1月16日 23時