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『…他にも何か必要なもの、ある？？』
動かない永瀬くんを不思議に思って声をかけてみる。
廉「…紫耀、こっちでどーですか？？」
『え？』
端正な顔をほんの少し曇らせ、永瀬くんが上目遣いにこちらを見ていた。
廉「俺、アイツが大学受験するって聞いただけでも驚いたんスけど…。
それに正直、教員免許取るだけなら地元でええやんって。
でも�牴颪錣覆△�ん人がいるから、どうしても東京の大学行く″言うて聞かんくて。」
『………そうなんだ…………。』
廉「それまで生活の中心やったバスケ、
ケガでできんようなってから結構荒れてたんスけど、新しい目標できたら別人みたいんなって…それは良かったと思うんですけど…。
そうまでして東京来たのに、�猗狃�んなって″って言うたら断られたて聞いて…。」
『あ……………………。』
廉「知っとるかわからないスけど、アイツほんまに勉強苦手なんです。
一般受験で大学なんて…多分誰も想像してませんでした。
でも俺、予備校一緒やったんスけど、
ホンマに毎日毎日自習室行って、先生にも自分から質問とかガンガン行って、めっちゃ頑張ってました…。」
『……………そっか。』
廉「………歳は結構違うし、俺がこんなこと言うのオカシイかもしれませんけど………。」
『………………………。』
廉「…紫耀やあきませんか？」
永瀬くんの、透き通る薄茶の瞳に
曖昧な自分ごと射られてしまうような気がして
どうしても
顔を上げられなかった。
紫耀くんは、私のことを�狒把召任泙辰垢亜蹐噺世辰討�れたけど、
今の私は、ちっとも
正面を向くことができていない。
自信が無くて
紫耀くんが眩しくて
逃げて、
下ばかり向いている。
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きのこ(プロフ) - しおりさん» 今頃おすすめに流れるとは！上京前のところは番外編なので、飛ばしても大丈夫ですよ〜。楽しんでもらえてよかったです、ありがとうございました(^^) (2020年9月27日 22時) (
レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - おすすめに流れてきたので読みました！上京前の部分はなんか読まなかったんですけど、とりあえず面白かったです！ (2020年9月27日 21時) (レス) id: ad67d0436a (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - FMYさん» あら、こちらまでありがとうございます(^^)スラムダンク世代ww読者さんにもチラホラいらっしゃいましたwwきのこは嵐さんのちょい下ぐらいの30代主婦です！もうピュアピュアJKものは無理がある！ (2020年6月16日 12時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
FMY(プロフ) - 何となくですが、きのこさん、私と同年代な気が…違ったら本当に本当にごめんなさいですけど( TДT)スラムダンク！私ドンピシャです。今でも全巻揃ってますし、イラスト集まであるっていう…（笑）なんだか勝手に親近感を持ってしまいました。 (2020年6月16日 11時) (レス) id: 30adcd1cae (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - oyasumiicoさん» 楽しんで頂けたようで嬉しいです！！途中でなぜかスポ根小説に成り代わりましたから…wwカッコよく思って頂けたなら本望です！！ちゃんと恋人同士になりましたので、ご安心下さいませ（笑） (2019年7月2日 2時) (レス) id: d1bec498c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2019年6月25日 11時
