参拾弍話 ページ35
その日のお昼、食堂に行こうと思い教室を出ようとするとお茶子ちゃんに止められた。
「Aちゃんも一緒に食べへん？」
『あ、良いの？是非行きますとも！』
断る理由も無いし私自身お茶子ちゃんは好きなので一緒に食べることとした。
そして安定の和食ですよ！
「お米が美味い！」
『和食が美味い』
「美味しいよね！お米の美味しさが引き立つっていうか！」
『？お米好きなの？和食で良かったらいつでも家おいで？』
「行くゥ！」
「いざ委員長やるとなると務まるか不安だよ………」
「ツトマル」
「大丈夫さ」
『平気だよ』
「緑谷くんのここぞという時の胆力や判断力は多を牽引するに値する。だから君に投票したのだ。」
(((君だったのか！！)))
いやでもまぁ、すっきり。
「でも飯田くんも委員長やりたかったんじゃないの？メガネだし！」
『メガネはともかく私は飯田くんなら出来るって思ったんだけどなァ。』
(((あの1票は君のか！！)))
「やりたいと相応しいか否かは別の話………僕は織田くんの１票で充分過ぎるくらいだ。」
「あ！そう言えば相澤先生最初Aちゃんのこと轟妹って言ってたよね。轟くんと関係あるの？てゆうか妹！？」
『あぁ、いや多分違う。轟は前の名字で拾ってくれた人の名字に最近変えただけ。』
「(多分？拾ってくれた？)」
「そうだったんね！」
『てゆうかさっき飯田くん僕って言ったよね！もしかして坊っちゃん?』
「あそれ思った！」
上手いこと話を変えれた気がする
「そう言われるのが嫌で一人称を変えていたんだが……
あぁ、俺の家は代々ヒーロー一家なんだ。俺はその次男だよ。」
「ターボヒーローインゲニウムは知ってるかい？」
「もちろんだよ東京の事務所に65人もの相棒を雇ってる大人気ヒーローじゃないか！！まさか……！」
ハキハキと説明をする緑谷くん。生憎知らなかったけど何となくすごい人ってことは分かった。
「詳しい………。それが俺の兄さ」
「あからさま!!!凄いや!!!」
「規律を重んじ、人を導く愛すべきヒーロー!!俺はそんな兄に憧れヒーローを志した」
「人を導く立場はまだ俺には早いのだと思う。上手の緑谷くんが就任するのが正しい！」
ここに来て初めて見た飯田くんの笑顔に揃ってキョトンとする。
ウウゥゥゥゥーー
いきなりけたたましい音が学校中に響きわたった。
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胡麻餡(プロフ) - 白夜さん» そうなんですか！ありがとうございます。ちょっと書き直します！ (2017年11月17日 22時) (
レス) id: c53f14184a (このIDを非表示/違反報告)
白夜 - 反復横跳は20秒だったと思います！間違えてたらすみません… (2017年11月17日 17時) (レス) id: c9968b934b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡麻餡 | 作成日時：2017年11月5日 2時
