【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの肆 (ページ42)

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廃旅館ページ42

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私と尾形さんが
逃げ去る盗賊3人の後を尾行すると...

『あの廃屋...』

その盗賊3人は廃屋となった旅館の中へ入っていった

よく見ると窓には木の板で塞がっていて
外からでは中の様子が見えない

闇雲に追って入ったらそれこそ彼らの思うつぼだ...

するとそこへ...

アシㇼパ「あれは...尾形とイナンクルだ!!」

『アシㇼパと杉元さん!!』

アシㇼパと杉元さんが駆けつけてくれた
良かった、2人とも無事...ではないですね

杉元さんは怪我をして...
そしてやっぱり裸...

尾形「都丹庵士と手下2名が建物に入っていった。」

尾形「あの廃旅館が奴らのアジトだ。」

杉元「銃を取りに戻っていたら逃げられる。」

杉元「このまま突入して一気にカタをつける。」

杉元「アシㇼパさんとイナンクルさんは外で待機しててくれ。」

『杉元さん、その怪我で行くのですか...!?』

杉元「俺は大丈夫だよ、イナンクルさん。」

アシㇼパ「イナンクル、杉元は大丈夫だからここで待っていよう。」

『はい...』

私とアシㇼパは外で待機をする

尾形「暗いな...飛び込んで窓を開けるぞ。」

杉元さんと尾形さんはいっせいに廃旅館へ突入した

バンッ!!

『えッ...!?』

アシㇼパ「杉元...!!」

すると突然扉が強く閉まった
扉を開けようとするが扉はびくとも動かない...

杉元「うッ...ダメだ!」

杉元「中も窓に板が打ち付けられて...!!」

中から杉元さんの声が聞こえた
やっぱり中にも打ち付けられていた...

それよりどうしよう
杉元さんと尾形さんが閉じ込められてしまった

『アシㇼパ、他に入れる場所を探しましょう!!』

アシㇼパ「ああ!!」

私とアシㇼパは他に入れる場所を探す

アシㇼパ「イナンクル、ここから入れる。」

『誘導なら任せてください。』

私はアシㇼパと手を繋いで廃旅館へ入った

アシㇼパ「暗くて見えない...」

『アシㇼパ、そちらには物が置いてあります。』

『こちらです。』

アシㇼパの手を引いてゆっくり部屋の中を進むと...

アシㇼパ「!!」

アシㇼパ「杉元?」

杉元「アシㇼパさんとイナンクルさん?」

無事に杉元さんと尾形さんと合流することができた
真っ暗で見えないと思うけど2人とも上手く物陰に身を潜めている

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