【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの肆 (ページ15)

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マゥタチュプページ15

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-翌日-

『アシㇼパがいません!!』

私が起きると隣で寝ていたアシㇼパがいなくなっていた
大叔母のチセにいないとなると外出したのだと思うけど...

『だ...誰かに連れ去られていたらどうしましょう...』ﾜﾅﾜﾅ

白石「大丈夫だよイナンクルちゃん、アシㇼパちゃんはそんなに弱くないからさ。」

『ですが...』

やっぱり気になってしょうがない
ああ、なんで私はこんなに遅く起きてしまったのだろう...

白石「あ...杉元、アシㇼパちゃんどこ行ったの?」

杉元「アシㇼパさんならマンボウを獲りに行ったよ。」

白石「マンボウ?」

杉元「夏はマンボウが水面でプカプカ昼寝してるから、銛を打ち込んで両側から舟で引っ張ってマンボウに乗って肉とか内蔵を切り取るんだと。」

杉元「〝夏しか獲れないから〟って朝早く起こされたけど俺は寝たふりした。」

白石「結局旬のもの食べたいだけじゃねえの?」

アシㇼパは朝早く起きて
大叔父たちとマンボウを獲りに行ってるのね

『良かった...アシㇼパが無事で...』

杉元「もしかしてアシㇼパさん探してた?」

『はい。』

杉元「イナンクルさんに伝えておけばよかった...」

杉元「ごめんね?」

『いえ、大丈夫ですよ。』

安否確認ができてよかった...
大叔父には任せられるから安心だ

白石「ああ～腹減った～」

杉元「アシㇼパさんたちがマンボウ獲ってくるまで食べ物無いね。」

『では、食べ物を探しながら浜辺でもお散歩しませんか?』

杉元「そうしようか。」

小腹の空いた私と杉元さんと白石さんは
食べ物を探しながら浜辺をお散歩する

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しばらく歩いていると...

チカパシ「あ!!イナンクルだ!!」

浜辺で谷垣ニㇱパとインカㇻマッさんとチカパシに出会った

『インカㇻマッさんたちもお散歩ですか?』

インカㇻマッ「ええ。」

どうやら3人も浜辺をお散歩しているみたい

チカパシ「インカㇻマッ!!イナンクル!!」

チカパシ「見て見てハマナスがなってるよ!!」

『本当ですね!!』

インカㇻマッ「実が赤くなり始めていますね。」

チカパシがハマナスを見つけたので
私たちはハマナスのはえている場所へ向かった

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