【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの肆 (ページ11)

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飛び跳ねましょうよ!! ページ11

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杉元「白石!!」

ガツンッ!!

白石「痛ぇ!!」

杉元「事ある毎にイナンクルさんに抱きつくな!!」

杉元さんは白石さんの頭を殴ると
私から白石さんを思い切りはぎとった

『杉元さん、私は大丈夫ですよ?』

杉元「イナンクルさん...俺たちが大丈夫じゃねえんだわ...」

俺たち(・・)...?

『白石さん大丈夫ですか?』

白石「イテテ...」

私は白石さんに手を差し伸べた

白石「ありがとねぇイナンクルちゃん。」

『どういたしまして。』

アシㇼパ「おい杉元!!お前もさばくの手伝え!!」

杉元「あ、はい。」

『私も手伝います。』

私と杉元さんも
アシㇼパと大叔母と共にクンネ・エチンケをさばく

杉元「あれ、おなかの甲羅も食べれるの?アシㇼパさん。」

アシㇼパ「クンネ・エチンケはおなかの甲羅も食べられる。」

アシㇼパ「背中の甲羅は食べられない。」

アシㇼパ「食べられる部分も部位ごとに分けて...」

テキパキとクンネ・エチンケをさばき...

アシㇼパ「これで終わりだ、あとはチセに持っていって調理するぞ。」

アシㇼパ「杉元手伝ってくれ。」

杉元「いいよ。」

アシㇼパ「白石は谷垣たちを呼んできてくれ。」

白石「あいよ～」

アシㇼパ「イナンクルは尾形を呼んできてくれ。」

『分かりました。』

私はアシㇼパの指示で尾形さんを呼びに行く

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『尾形さーん!!』

尾形「何だ。」

『クンネ・エチンケが獲れたのでチセへ戻りましょう。』

尾形「...?何が獲れたんだ?」

『アオウミガメです。』

尾形「そうか。」

チセへ行こうと言っても
尾形さんはその場を動かない

『尾形さん、行きませんか?』

尾形「...」

『あの...』

尾形さんはジッと私を見ている
何か気に障るようなことを言ってしまっただろうか

もしかして...

『やっぱり尾形さんも皆と飛び跳ねたかったですか...?』

『そう言ってくれれば私はいつでも...』

尾形「あ?」

おっと...
怒らせてしまったかもしれない...

『ごめんなさい...』

尾形「......お前はやりたいのか?」

『はい!!楽しかったので!!』

やはり楽しみは共有するべきですからね!!

尾形「しょうがねえ...」

『本当ですか!?』

私は尾形さんの手を握った

『では、せーので飛び跳ねましょう!!』

『良いですか?』

尾形「ああ。」

『では...せーのッ!!』

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