同盟 ページ9
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-夜-
剥製屋さんで刺青人皮や贋物を判別する方法は無いかと探し回っているといつの間にか夜になっていた
私たちは剥製屋さんの部屋の一室を借りて一夜を過ごす
アシㇼパ「...」ｳﾄｳﾄ
杉元「アシㇼパさん、そろそろ寝る?」
アシㇼパ「...」ｳﾄｳﾄ
杉元「アシㇼパさんはおねんねの時間だ。」
『わかりました。』
私はアシㇼパを剥製屋さんのベッドに寝かせ
寒くないように毛布をかけた
杉元「イナンクルさんは休まなくても良いのか?」
『私は大丈夫ですよ。』
充分休ませてもらったから...
それに明日もまた忙しくなりそうだから
先に杉元さんに休んでもらいたい
杉元「我慢してくても良いんだよ。」
我慢...
白石「そうそう、イナンクルちゃんは頑張り屋だから尚のことだ。」
キロランケ「イナンクル、休め。」
『わかりました。』
私はソファーに座った
キロランケ「それで...彼奴らと手を組んで良かったのか?」
白石「あの場で手を組むか殺し合うかなんて言われたら、手を組むしかないだろ。」
杉元「アシㇼパさんとイナンクルさんを危険な目に合わせないためにも手を組むしかなかった...」
私とアシㇼパがいたから...
杉元さんは私たちを危険な目に合わせたくなかったから...
杉元「まあ、お互いの目的は当分一致しているから今は問題ないだろうが...」
白石「問題はその後だな。」
キロランケ「網走監獄へ行った後、どうなるか...」
白石「金塊の在処を知ったらきっと奪い合いになるだろうな。」
杉元「その時、まず一番に狙われるのはアシㇼパさんとイナンクルさんだ。」
私とアシㇼパが狙われる...
杉元「なあイナンクルさん。」
『はい。』
杉元「イナンクルさんの和名って...」
杉元「��AA�瓩世茲�?」
『えっ...』
なんで...
どうして私の和名を杉元さんが...
杉元「�狆�蝶辺明日子�瓩鉢�AA�瓠�
杉元「アシㇼパさんとイナンクルさんの和名を俺たちに教えたのは土方歳三だ。」
土方ニㇱパが...!?
なんで土方ニㇱパが私とアシㇼパの和名を知っているの...
杉元「イナンクルさん、大丈夫。」
杉元「アシㇼパさんとイナンクルさんの身に何かあったら...」
杉元「その時は俺が助けるから。」
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杉元さんはそう言って私を安心させてくれた
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作者名：檜枝 | 作成日時：2020年3月23日 7時
