【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの弐 (ページ22)

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体調ページ22

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-翌日-

杉元「イナンクルさん!!」

アシㇼパ「イナンクル!!」

『ん...?』

私、昨日は杉元さんと尾形さんに
焚火の番を代わってもらって眠ったんだっけ...

もう皆が起きてる
少し眠りすぎてしまったみたいだ

『おはようございます...』

目を開けると目の前に
焦った様子のアシㇼパと杉元さんとチンポ先生が見えた

『あの...どうしました...?』

ア杉「「よ...良かった!!」」

『え?』

起きた途端アシㇼパと杉元さんに抱きしめられた
何が何だか分からなかったので何があったのかを聞こう...

『えっと...何があったのですか?』

牛山「普段早起きな嬢ちゃんが今日は起きてないし、起こしてもなかなか起きなかったから...」

アシㇼパ「このまま起きないんじゃないかって...」

アシㇼパ「心配だった...」

杉元「それに顔色も良くないよ。」

いつもなら皆よりも少し早く起き
皆を起こす側なのに今日は違った

起こしてもなかなか起きないし
顔色も良くないから心配した

今日はいつもと違ったから
余計みんなを心配させてしまった

ちょっと頑張りすぎたかな

杉元「イナンクルさん、気づけなくてごめんね...」

『いいえ、私が悪いのでお気になさらないでください。』

私は起き上がって急いで出発の支度を始めた
少し頭がクラクラするけどこのくらいなら大丈夫だ

そう言えば...

『尾形さん。』

尾形「何だ。」

『外套ありがとうございました。』

『杉元さんから聞きました、私が眠った後にかけてくださったのですよね?』

私は尾形さんに外套を返した

尾形「待て。」

『えっ...』

尾形「着ておけ。」

尾形さんは外套を受け取ると
私に外套を羽織らせた

まだ顔色が悪いのかな...私...

『すみません...ありがとうございます。』

尾形の外套大きいなぁ
気を付けないと引きずってしまいそう...

牛山「意外と人間味のある事をするんだな。」

尾形「...」

アシㇼパ「そろそろ行こう!!」

杉元「イナンクルさん歩ける?」

『大丈夫ですよ。』

杉元「荷物は俺が持つよ。」

『ありがとうございます。』

私は荷物を杉元さんに持ってもらい
芦別へ向けて出発した

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牛山「なあ嬢ちゃん。」

『はい。』

牛山「フラフラしてて危ないからおんぶするよ。」

『すみません...』

正直険しい山道を歩くのが辛らかったので
私はチンポ先生におぶってもらうことにした

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