【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの弐 (ページ21)

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見覚えページ21

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食後はしばらく森の中を歩き
土方ニㇱパたちと合流する芦別へ近づいて来ていた

ほぼ休憩無しで歩き続けて来たのでもう一泊し
翌朝から芦別まで一気に進もうと決めた

-夜-

杉元「なあアシㇼパさん...」

杉元「やっぱどこかで土方に会ってないかな?」

杉元「どうもあの顔に見覚えがあるんだよな...」

杉元さんはアシㇼパに話しかけるも
アシㇼパはチンポ先生の上でスヤスヤと寝息を立てて眠っていた

私はアシㇼパとチンポ先生に毛布をかける

『土方ニㇱパとどこかでお知り合いに?』

杉元「アシㇼパさんがクジラの分け前をもらいたいって漁場へ行った時だ。」

『確かニシン番屋に入れ墨の囚人さんがいるかもしれないと言って行っていましたね。』

杉元「その時に似たようなジイさんを見たような気がして...」

土方ニㇱパはかっこいいから
土方ニㇱパ似の人ってそういないと思う

もしかしてその時のおじいさんが土方ニㇱパだったり...

カサカサッ!!

『え!?』

杉元「なに!?」

急に茂みから音が...
杉元さんは小銃を構える

カサカサッ!!

尾形「...」ﾋｮｯｺﾘ

杉元「なぁんだ...」

杉元「ただの尾形か...」

茂みから出てきたのは尾形さんだった

『びっくりしました...』

よかった...
クマだったらどうしようかと身構えてしまった

杉元「イナンクルさん。」

『はい。』

杉元「火の番は俺たちでするから、そろそろ身体を休めてもいいよ。」

『すみません、ではお先に失礼しますね。』

私は毛布を枕代わりに使い
アシㇼパとチンポ先生の隣で眠った

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『zzz...』

杉元「イナンクルさん...相当疲れてたのかな...」

尾形「俺たちが寝ている間もずっと起きていたからな。」

杉元と尾形は寝息を立てて眠るイナンクルをジッと見ている

尾形「チッ...いい歳の女がよく牛山(コイツ)の隣で寝れたものだ。」

尾形「襲われるぞ。」

杉元「おい...」

尾形は何もかけずに眠るイナンクルに
自分の外套をかけてあげた

杉元(え...あの尾形が優しいんだけど...!?)

杉元(急にどうしちゃったの!?)

杉元「ね...ねぇ...」

尾形「何だ。」

杉元「急にどうしたの...?」

尾形「?」

杉元「何か変な食べ物でも食べた?」

尾形「あ?何言ってんだ...」

杉元(珍しい事もあるんだな...)

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