札幌 ページ26
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アシㇼパ「谷垣、フチをよろしく頼むぞ。」
私はキロランケニㇱパと同じ馬に乗って
皆に見送られながらコタンを後にした
キロランケ「まずは札幌に寄る必要がある。」
『札幌ですか?』
キロランケ「ああ、札幌の銃砲店に知り合いがいて爆弾や武器を安く買える。」
キロランケ「網走での計画...」
キロランケ「場合によっては荒っぽい作戦が必要になるかもしれん...」
荒っぽい作戦...
杉元「銃砲店なら小樽にもあるだろ?」
キロランケ「知り合いのところならアシもつかない。」
キロランケ「用心しないとな。」
キロランケ「なぁに、札幌なんてあっという間だ。」
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あれから色々とあり...
-札幌-
白石「やっと着いた〜!!」
杉元「時間かかったな...」
私たちはようやく札幌にたどり着いた
アシㇼパは馬の上で気持ちよさそうに寝ているけれど、皆は歩き疲れてヘトヘトになっている
札幌...
すごい栄えてる...
小樽よりも人は少ないけれど
見たことの無いお店ばかりだ
そして私たちはすぐにキロランケニㇱパの知り合いが経営している銃砲店へ向かった
キロランケ「お、良い武器があるじゃねえか。」
アシㇼパ「イナンクル、武器がいっぱいあるぞ!!
アシㇼパは銃砲店の中をグルグルと見て回る
杉元「店長さん、この辺に宿ってあるか?」
杉元「どこも満室でよ...」
店長「いつもは結構どこの宿も空いてるんだけどねえ?」
店長「中島遊園地でちょっとした北海道物産の品評会だか博覧会だかで...」
『ユウエンチ...?』
アシㇼパ「イナンクル見てみろ!!」
アシㇼパは銃を手に取り撃つ素振りを見せた
杉元「アシㇼパさん、そんなの触っちゃダメだよ!!」
私も杉元さんや谷垣ニㇱパの持っている小銃に似た物を手に取って撃つ素振りを見せる
杉元「イナンクルさんも、そんな物騒な物触っちゃダメ!!」
杉元さんはお母さんみたいに私とアシㇼパを叱った
怒られたので私たちは渋々武器を元の位置へ戻す
店長「そうだ!!」
店長「近所に女将1人で管理してる洋風なホテルがあるんだわ。」
店長「昔は老夫婦がやっていたんだけどいつの間にか別の女性に変わっててね。」
店長「これがなんとも色っぽくて...」
店長「皆噂してるよ。」
白石「なんていうホテルだ?教えてくれ!!」
店長「�犹ニ收こΕ曠謄覘瓩辰討箸海蹐世茵�」
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作者名：檜枝 | 作成日時：2020年3月9日 22時
