【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの壱 (ページ19)

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来客ページ19

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あれから...

谷垣「イナンクル!!」

『はい、どうなさいましたか?』

谷垣「せっかく動けるようになったんだ。」

谷垣「世話になったまま何もしないわけにはいかない...」

谷垣「だから何か手伝わせてくれ!!」

谷垣ニㇱパは何もしないでお世話になっているわけにはいかないと、私に何かを手伝わせてくれと言った

『で...ですが...』

何かを手伝ってもらえるのは嬉しいけど
まだ完全に治ったわけではないですし...

谷垣「俺は大丈夫だイナンクル。」

谷垣「それに動かないと体が訛ってしまう...」

無理に体を動かすと悪化してしまうが
ずっと体を動かないでいるのもむしろ悪い...

『谷垣ニㇱパが大丈夫なら...』

私は焚き付けに必要な白樺の樹皮(シタッ)が少なくなったので拾ってきて欲しいと谷垣ニㇱパに頼んだ

『では、背負い袋(サラニㇷ゚)にシタッを入れて持ってきてください。』

『外にシタッを集める子供たちがいるので。』

谷垣「わかった。」

私は谷垣ニㇱパにサラニㇷ゚を渡し
シタッを集める子供たちと一緒に山へ向かった

谷垣ニㇱパ
すっかりコタンに馴染んでる...

『オソマちゃん。』

オソマ「なに?」

『私は近くのコタンに薬を持っていくので少しだけ留守にしますね。』

『谷垣ニㇱパが戻って来たら私は留守だと伝えてください。』

『フチにも伝えておいてください。』

オソマ「ん!!」

私はオソマちゃんに言伝を頼み
近くのコタンへ向かった

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そして...

オソマ「シンナキサㇻ!!」

オソマ「シンナキサㇻ!! 」

オソマ「シンナキサㇻ!!」

私は近くのコタンへ薬を届け終えたのでフチのチセへ戻ると、チセの外にまでオソマちゃんの声が聞こえた

アシㇼパたちは漁場へ行っているので
しばらく戻ってこないから谷垣ニㇱパかな...

谷垣ニㇱパはシンナキサㇻだって
またオソマちゃんにからかわれている

??「＿＿＿＿...」

??「＿＿＿＿＿...」

聞いたことの無い声が聞こえる...
お客さんが来ているのかな

それなら戻らない方が良いと思い
自分のチセに戻ろうとしたら...

谷垣「ありえません!!」

谷垣ニㇱパの声がはっきりと聞こえた

谷垣ニㇱパのお客さんかな?
揉めているようだけど...

気になったので私はそっとチセに入った

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