【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの壱 (ページ16)

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お見送りページ16

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-翌日-

私は谷垣ニㇱパの様子を見にフチのチセを訪れた

『おはようございます。』

『昨日は眠れましたか?』

谷垣「お陰様でな。」

『そうですか、それは良かったです。』

谷垣ニㇱパは昨日よりも顔色が良い
うまく処置できていたみたいで良かった...

白石「あ!!」

白石「イナンクルちゃ～ん!!」

白石さんは私に気がつくと
すぐに私の元へ走って来てくれた

『おはようございます、白石さん。』

白石「今日も可愛いね!!」

『フフ...ありがとうございます。』

白石さんの頭を優しく撫でると
白石さんは〝クゥ～ン〟と鳴いた

ん...犬みたい...

私が白石さんとお話をしていると...

杉元「こら白石!!」

杉元「金塊の情報を集めに行くんじゃなかったのか!!」

白石「イナンクルちゃんとお話してから行くよぉ」

杉元「ダメだ!!今すぐ行ってこい!!」

白石さんは杉元さんに怒られ
渋々小樽へ金塊の情報を集めに行った

無理矢理な感じがしたけど...

『いいのですか...?』

杉元「アイツはこうでもしないと行かないから...」

すごい強引につまみ出されていたようだけど...
するとすごい笑顔でアシㇼパがこちらに駆け寄ってきた

アシㇼパ「杉元、今日の食材を取りに行こう!!」

杉元「食材?」

アシㇼパ「今日はタヌキを捕まえるぞ!!」

『あら、今日はタヌキですか?』

アシㇼパ「良いタヌキを持ってくるから、イナンクルは待っていろ。」

『暗くならないうちに帰ってきてくださいね。』

アシㇼパは私にギュッと抱きついた
可愛い...

杉元(良いな、アシㇼパさん...)

アシㇼパ「行ってくる!!」

杉元「行ってきます。」

『行ってらっしゃい。』

私は山へ行く2人を見送った

『よし、今日も頑張ろう。』

私は大きく深呼吸をしてフチの元へ行き
洗濯物を干したり、クジラを捕まえに漁場へ出向いている叔父様の子供たちと一緒に遊んだり、谷垣ニㇱパの様子を見たりして、アシㇼパ達が帰ってくるのを待った

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