11-□Fight! ページ11
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「却下だ」
「えええ！？」
「そんな即答しなくても…」
ラギーが邪魔しに来たと思ったら談話室に連れてこられミネットとは引き剥がされた。
それだけでも牙を剥きそうなのに、談話室で俺を待っていたのは、今日の放課後から姿を消していたウチの寮のジャックに、忌々しい顔の一年と猫。
「ウチの寮はペットの持ち込みも禁止してる。毛が落ちるからな」
「嘘つけ〜〜！！ オマエらの方がオレ様よりよっぽど毛がフサフサしてるじゃねぇか！」
どんな理由をつけてでもこいつらを受け入れたくなんてなかった。
ジャックと一緒にいきなり現れたと思えば、オンボロ寮の監督生があのタコ野郎と契約を結んで寮を追い出されただと？
何故俺が因縁の此奴に寝床を与えなきゃなんねぇ。
「それはそれ、これはこれっス」
「…大体な
空き部屋の掃除なんて何ヶ月もしてねぇし、寮生どものがらくた置き場になってんだろ
2匹もどこに置いとくつもりだ」
「……あ、そうだ。コイツら、レオナさんの部屋に置いとけばいいじゃないっスか」
「「はぁ！？」」
またコイツは訳分かんねえ事を…。
頭が痛くなる。
そして沸沸と怒りのボルテージも上がる。
「おい、ラギー。言葉は慎重に選べよ。
口を縫い合わされたいのか？」
「だって、レオナさんは部屋に召使いがいるのとか慣れっこでしょ？
宿代代わりに、身の回りのお世話は全部そいつらにやらせればWin-Winじゃないっスか」
「ガルル……ラギー、てめぇ……」
このお喋りな喉元に噛み付いてやろうと思ったが、マジフト大会の話を引き合いに出してきやがったからそうにもいかなくなった。
何が俺の世話を手伝う、だ。テメェが楽したいだけじゃねぇか。
「……チッ、小賢しい野郎だなてめぇは」
「やだなー、嘘じゃないっスよ、シシシッ！」
今回はラギーに譲ってやる。
あくまで俺が引いてやっただけだ。
だがタダでは置いてやらねぇ。それなりの条件を課さねぇとな。
「ウチの寮生と勝負しろ。勝ったら小間使いとして置いてやってもいい。
たった３日とはいえ、サバナクローにか弱いお荷物を置いておくつもりはねぇんでな」
「うぐ……っお、お手柔らかにお願いします…！」
相変わらず憎たらしい存在だ。
オンボロ寮の監督生。
コイツらが勝負を始めてから暫くして、ラギーの隣にいるミネットを横目で確認すれば、目の前の勝負なんざ目もくれず、時間を気にしていた。
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小豆 -azuki- - とっても面白かったです！レオナさん大好きなので、二次創作でも本人らしい言動で書いてくださっていて読みやすかったです！私はゲームはこのお話のところまで行けていないので、ストーリーを早く進めたくなりました！面白い楽しいお話をありがとうございます！ (2021年1月11日 2時) (
レス) id: a6a087e4cf (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ(プロフ) - あやかさん» あやか様、最後までご愛読ありがとうございました！この作品は残念ながらここまでです！後のお話は読者様のお好きな様に想像を膨らませて頂けると嬉しいです…！ウワァなんて嬉しいお言葉…身に染みます。ありがとうございます…！ (2020年11月29日 9時) (レス) id: 77433e9bba (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - すごく面白かったです！！キュンキュンしましたー！続編なんてない…かなぁ…なんて。もう本当に、終わってしまうのが勿体ないくらいです！！もっと見たかったー！ (2020年11月28日 0時) (レス) id: 674992aea4 (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ(プロフ) - ま。さん» コメントありがとうございます！その一言、心に染み入ります！感想聞かせて下さり感謝いたします！ありがとうございます(^^) (2020年10月26日 11時) (レス) id: 77433e9bba (このIDを非表示/違反報告)
ま。 - 面白かったです！ (2020年10月25日 22時) (レス) id: cd9d134222 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそらまめ
| 作成日時：2020年6月30日 22時
