普通の中学生が怪盗などに色々と狙われています。 (ページ3)

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1.普通はおしまい？ページ3

あれから2日…いや3日なのか？
　今日は水曜日の放課後。
　何も起こることもなくこのまま日が落ちてくる。
　まだ4月なのかよく分からないけど、5時だか5時半となると暗くなってくる。決して午前ではないよ？

　『下手したらしぬのに。』

　日曜日に言われてなにか起きるとか思っていたけど、何も起こらずにもう3日。いや2日なのか？
やっぱりそんなことはどうでもいいかな。

　場面が変わったと思ってもある事で頭がいっぱいになったから変わっただけなんだが…
　「あの子めっちゃかわ良かったよな？」
　と、つい独り言をするほどあの人の子…いや「子」とか年下では無かったけどなぁ…
　あの長いスカートに…何だっけ？ニットの服？服に関してはなんにも分からないからなぁ…

　さっき言うのを忘れていたが、さっきは帰宅中…いや、下校中だ。
　こんな事を言うとメタいし、話す必要ないだろ。とか、「さっき」とか言わなくてもいいじゃん。とか多数来そうだけどなぁ…
　なんせ今は目隠しされてます。
　あの人(あの子とかもう言わない。決して考えたからとかでは無い。)のせいでとかじゃ無い。
…え？同じじゃないかって？冷静になれるわけないだろ？日本語のおかしいぞ？
　いっそのこと気絶のフリをして寝てもうどうにでもなれってするか。
　もう普通じゃないな…こんな生活が始まるとなぁ…

　いっその事あの人の言いなりの方が良かったかもしれないなぁ…

　おやすみなさい…

　おはようございます。今の状況をお喋りいたしますと、水かけられて、椅子に縛り付けられて、銃口を向けられて、頭がぼーっとしてます。
　何も考えられません。助けてください
　「ぁぁぁぁぁぁあ～」
　口から出ているのは情けなぁーい声をぉぉ～えへへぇ～

　主人公がまともじゃないので天の声での状況をば。

　銃口を向けているフードのコートを着ている人が、フードをめくると、日本人らしい黒髪のショートが露わになって着て…
　「かわいいですねぇ～」
　主人公は素直にでもなる自白剤でも飲まされていたような回答をする。はっきり言って素がこれなのだ。気持ち悪い。
　「…ありがとう」
　何でこの人も顔を赤らめているのか…
　「…そんなことよりも、話したいことがある。」
　「何ですかぁ？」
　「仲間になってくれないか？A君。」
　主人公は1分も30秒でも一息もせず、
　「かわいいからいいですよぉ～」
　あからさまに妖しい人についていくことになりました。