狗巻棘の犬

犬５匹 ページ6

伏黒side


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学内の案内が終わったので狗又の部屋案内兼寮案内しようとなった


「ここが俺ら1年生の寮スペースだが、…あー狗又の部屋だけ2年スペースになってる」




それも狗巻先輩の隣…までは言わなかった




『2年ｯｯスペースですか！？』

「…あぁ」

『ひゃっほーい！棘くんにいつでも会えるー！！』


「……」



まぁ、言わなくても2年と言うだけでこうなると思ったからだ



『ありがとう伏黒くんっ！！！』


なんて言われるが俺が決めたわけじゃない…

決めたのは五条先生だ

きっとあの人のことだ、こうなるのをわかってたに違いない

……いや、善意でやったのだとしてもとりあえず狗巻先輩が可哀想なことだけはわかる




そんな喜んでる狗又を見て隣にいる虎杖がフハッと笑った


「自己紹介の時狗又自分でも言ってたけど、本当に犬みたいだな!」


虎杖の言う通り狗又は自分で犬と言ってしまうほど犬らしい




『あはは、私周りにも棘くんにも言われるからよっぽど犬っぽいんだろうなって思ってさ』


『だからいっその事自分のこと犬だって言い出したら棘くん嫌らしいけどね!』



おっかしー!って言う狗又を見て

また俺は狗巻先輩が少し可哀想に思った








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