第9話 ページ11
｢…あんた『原宿の鬼神』なんだろ？｣
へ？
なに？鬼神？え？鬼？アタシが？？
｢え、鬼神？｣
｢え？違うの？｣
｢逆にアタシがなんで鬼神だと？？｣
やだ、怖いんだけど…
この子達…
｢あ、姐さんさんっ…姐さんが鬼神って呼ばれてるのは…ほんとです…｣
コソッと後ろにいる遥ちゃんが教えてくれる
コソッ…といっても身長差あるから、アタシの耳に届いてないの♡可愛いわ♡
じゃないわ！えぇ！？アタシが鬼神て呼ばれてるの！？どうゆう事なのかしら！？
｢あ…アタシそんなの呼ばれ方してるの？｣
遥ちゃんを見ると苦笑いしながら頷かれた
｢…なんか、イメージと全然違う｣
｢そうだな…噂じゃ般若の如く強いって聞いたが…｣
｢見えない…よなぁ｣
うぅんと唸る総長さん
｢そ、そう呼ばれてるのは分かったわ…でもどうして？｣
｢こないださ、カレカノ助けなかった？｣
｢カレカノ…？……あ…彼氏さんがボコられちゃった子？｣
｢そーそー！その彼氏の方がさ、俺のチームのメンバーの親友でさ、今お礼したくて探し回ってんの｣
｢まぁ…お礼なんていいのに…当然のこと…しただけよ？女の子複数で襲うなんて最低だもの。だからそのメンバーの子にも言っといて？アタシは自分にできることしただけだから気にしないでって｣
｢やだ｣
彼はニコリとそう言った
｢え？｣
｢それ、直接言ってよ｣
ん？？？この子今アタシが言ったことを…理解してない？
隣の辮髪くんも頭抱えてるわ
きっと苦労してるのね…可哀想に…
｢こねぇならボコってでも連れてくけど｣
やだもう！物騒！！
何この子！？
｢ボコるって…貴方…｣
｢あ、姐さん！？｣
｢大丈夫よ、遥ちゃんは見てて？こっち来ちゃダメよ｣
｢へぇ…結構やるきじゃん｣
｢言っても分からなそうみたいだし…貴方がどれぐらい強いか…ちょっと好奇心ね｣
｢ふーん｣
それと同時に総長の足がｸﾞﾙﾝｯとアタシの首元に伸びる
｢！…っ…｣
間一髪腕で受ける
いっっった！！何この子の蹴り！
重いし鋭いし…
｢いったーい！！やっぱり無理！分かったわよ！着いてくわよ！｣
ブンブンと手を振って降参する
ほんとやだ！この子の方が鬼みたいじゃない！！
もー！腕いたーーーい！！
ふと、周りを見ると
なんかみんな唖然としてた
｢え？｣
｢俺の蹴り受けて、その程度？｣
｢…まじかよ…｣
｢っ〜！！！すげぇ！姐さん！｣
｢え？え？え？｣
何が起きてるの？？
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あんこ(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！！ (2021年12月3日 18時) (
レス) @page16 id: 994e17cc8d (このIDを非表示/違反報告)
しろにゃん(プロフ) - このお話面白くて大好きです！！マサねぇに一生着いていきます！！！(笑) (2021年10月10日 15時) (レス) id: 90e496a12f (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - enju1213さん» 読んでいただきありがとうございます！随時更新しますのでお待ちください！ (2021年10月4日 19時) (レス) id: 6bb78ce58e (このIDを非表示/違反報告)
enju1213(プロフ) - 楽しく読ませていただきました！マサねぇ好きです！カッコいいオカマ最高です！続きを楽しみにしています！ (2021年10月3日 23時) (レス) @page15 id: ed66b0c783 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - 紅蓮さん» ありがとうございます！マサねぇは押せ押せゴリゴリオカマってよりはちょっとひ弱だったけど強くなった系オカマを目指してます！笑 (2021年10月3日 10時) (レス) id: 6bb78ce58e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ | 作成日時：2021年9月30日 14時
