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「行ってねぇよ」
「は？お前部屋行き来してねぇの？」
なんで？と心底驚いた顔をする今牛に、ふん。と顔を背けながら串カツに勢いよく齧り付く。
「部屋入ってこそだろ」
「お前と一緒にすんな」
野蛮人が。と言えば、それはそれは深いため息が返された。
「おい青宗、お前もなんか言ってやれよ
お前のマブこの歳になるまでまともに女相手してねぇから、扱い方わからねぇってよ」
やれやれ。と言った顔で言う今牛をジロっと見ながら烏龍茶に手を伸ばす。
イヌピーはお前と違って野蛮じゃねぇよ。
清いイヌピーを穢すな。
と思いながら口に含んだ烏龍茶は、イヌピーの言葉で勢いよく外に噴き出された。
「押し倒せばよくね？」
ブフッとテーブルを濡らした烏龍茶に、きたな！！と叫ぶ今牛。
濡れた口周りをおしぼりで拭きながら、意味わかって言ってんのか？と言う思いで隣に座るイヌピーを見れば、赤い顔でポヤポヤとしている。
かなり酔ってる。
絶対意味わかってないし、多分明日は覚えてない。
せっせと机を拭く荒師に思わず、すみません。と言った俺も思考が停止してると思う。
「ほらな？
青宗もそう思うよな？」
「ワカ君が言うなら間違いねぇよ」
そうだ。イヌピーは初代黒龍側だ。
思わず頭を抱えた俺にイヌピーは、大丈夫。と何に対して大丈夫なのかわからないが、親指を立てた。
「できるわけねぇだろ
一般人の女に」
壊れたらどうすんだ。と今度は俺が深くため息を吐く。
「九井、女は多分お前が思ってるほど脆くねぇぞ」
「は？」
脆いに決まってんだろ。
Aの細い腕と、小さな手。
華奢な肩幅を思い浮かべる。
今まで俺の周りにいた人間は、イヌピーに大寿。マイキーや三途とかだ。
三途も線は細いが、ちゃんと筋肉がついているし、力は俺より断然ある。
それに比べてAなんてどうだろう。
手首は余裕で握れるし、というか俺の手の大きさが余るほど細い。
肩幅も小さくて、どうやって頭の重み支えてんだ。と不思議に思うほど首も細い。
簡単に壊れてしまいそうなほど繊細だ。
そんなことを思う俺を他所に、な？青宗。とイヌピーに同意を求める今牛と、うん。と即答するイヌピー。
「ココ、女のパンチは普通にいてぇよ」
「は？」
「青宗、お前女に殴られたのか？」
何人泣かせた？隅には置けねぇな。と笑う今牛に、赤音。と答えたイヌピーに、は？とまた間抜けな声が出る。
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玉兎(プロフ) - えりちゃんさん» 初めまして！コメントありがとうございます☺️ なんと2回目！楽しんでもらえて嬉しい限りです！！ これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします！✨✨ (6月15日 11時) (
レス) id: 51ccdf4ac7 (このIDを非表示/違反報告)
えりちゃん - はじめまして☺️実は読ませてもらうの2回目なんですが､きゅんきゅんが止まりません！毎日の楽しみになっています💕 (6月15日 2時) (レス) @page7 id: 84c92b84c7 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 香恋さん» コメントありがとうございます！ はじめまして☺️ 中毒症状出ましたか〜夜更かしまで😂😂 嬉しいコメント励みになります✨ありがとうございます🥰 頑張ります！！💪 (2023年1月29日 20時) (レス) id: 5cb8755336 (このIDを非表示/違反報告)
香恋 - はじめまして！一昨日この作品を見つけて、テンポも良いし面白すぎて読むのが止まりませんでした！読む手が止まらなくて中毒症状出ました笑。面白い展開と文才の凄さに夜通し読んでしまいました！更新楽しみにお待ちしてます😭 (2023年1月29日 13時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！！✨ 嬉しいお言葉感謝感激です！！🥳 地道に下書き進めてますので少しお待ちください！よろしくお願いします☺️ (2023年1月24日 22時) (レス) id: 5cb8755336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2022年10月28日 18時
