さんわ ページ5
1人納得していると入学式会場に到着したらしい
『あの、校長先生。入る前に聞きたいことが…』
「まだ聞きたいことが?それとも不安ですか?大丈夫ですよ。みな良い子ですから」
『いや、違くて…。特別生って』
いくら聞いてもスルーされていた”特別生”の事聞くと少し間を開けて校長は笑った
「その事については入学式で説明しようと思っていたんですが…少し予定がズレましたから。入って説明しましょう」
そういうと中から校長を探す声が聞こえてくる。その声に応えるよう校長先生は扉を開けて入っていった。私もその後をいそいそと付いて行く
私の姿が見えた途端会場は一気に騒ついた。
そりゃ1人だけ遅れて登場なんて注目の的…と思い勇気を振り絞って顔を上げると丸い目で私を見つめる男子生徒達
驚いて小さく声を漏らすと校長先生は驚いている生徒達をぐるりと見回した
『…え?』
「説明が遅れましたんね。この度この学園の新しい試みとして女子生徒を特別生として入学させる事に決めました。まぁ、“お試し”という物ですね。女の子なので扱いが難しいと思いますが、くれぐれも怪我をさせないよう…気を付けてください」
「まじかよ女?」
「なんでこの時期に…」
「ラブコメ展開キタコレなのでは?」
「校長も突飛だよな…」
校長先生が生徒達に言うとサラッと何事も無かったかのように寮分けする事になった
今まで騒ついていた生徒達が一斉に静まり返った
鏡の前に立つと少し怖い顔が出てきた
[汝の名を告げよ]
『Aです。』
[A…汝の魂のかたちは…]
暫くの沈黙が続き、誰かの唾を飲み込む音が聞こえる。
緊張のまま待っていると鏡は 分からぬ。と一言私に告げた
固まって動けない私を置いて校長はぶつぶつと喋っているし周りで静まっていた生徒も再びざわつき始めた
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夢羽(プロフ) - 初めまして。素敵な作品をありがとうございます!定期的に読み返してはエースくんにときめいています… ご多忙だとは思いますが、更新されるのを楽しみにしてます。 (2020年4月27日 0時) (レス) id: a29a4246c6 (このIDを非表示/違反報告)
- 特別生とは…?特待生とはまた違うのでしょうか。聞いたことの無い響きですが… (2020年4月19日 21時) (レス) id: b7946a7302 (このIDを非表示/違反報告)
あんのーう芋(プロフ) - はじめまして、好きです(唐突の告白) この小説でエースくんのかわいさに目覚めました…ありがとうございます… これからも楽しみにしてます! (2020年4月3日 1時) (レス) id: d10e65dca4 (このIDを非表示/違反報告)
うめもち - めっちゃくちゃ好きです!!すごいキュンキュンして最高すぎます!wこれからも頑張ってください!! (2020年3月29日 13時) (レス) id: a90799e521 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 更新楽しみにしています。 (2020年3月28日 19時) (レス) id: 1a14a16763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木村 | 作成日時:2020年3月19日 11時