◆017 ページ17
※ JIN
『ヤー、もう飲むなって』
「まだ、あと少しだけ！」
酒に飲まれてる女が目の前に1人。
俺は車の運転があるため、お茶やソフトドリンク。
緑色の瓶を片手に、情緒不安定なこいつを
俺は置いて帰ろうかと席を立った。
『俺は帰るからな』
金だけ置いてその場から去ろうとした時
そいつはブツブツと何かを話し始めた。
『…ヤー、カンA』
「くせに……結婚しようねって言ったくせに」
もう少ししたら結婚しようねって言ったくせに。と
伏せながら何度も話すこいつの声は震えていた。
俺は、立ちながらそいつの話を聞く。
「一生、側にいるからって言ったくせに。
……幸せにするから俺だけを信じてついてきて欲しいって言ったくせに。
私にそう言ったくせに………」
あぁ、前の男の話か。
「できない、くせに
一生なんて言葉、言うなよ、バカが、…」
ゆっくりとそいつが話すたびに
ぐすり、と鼻を啜る音が聞こえた。
『ヤー、立て。こんなとこで泣くなよ』
「立てって言うならアンタが立たしてよバーカ！」
イラ。
けど、我慢した。
『重、い』
結局、俺はこいつを車までおぶって歩いてる。
『覚えとけよ』
「んふ、忘れた〜」
『黙れ。』
こいつの情緒が不安定すぎて
俺の情緒まで不安定になっていくような気がした。
「うっ、吐きそ、」
『ヤ、ヤー！やめろ、吐くな、今下すから！
俺が下にいることを忘れるなよ、おい、絶対っ、』
「無理、うっ、」
南無阿弥陀仏…
とりあえず車に乗せて俺の家まで運んだ。
別にどうこうするつもりはない。
俺が、この俺が。
いち早くシャワーを浴びたかったから
俺の家に帰っただけだ。
こいつは風呂に放り投げ、
俺はシャツを脱いで急いで洗濯機を回した。
こいつはシャワーをかければ十分だろうと
シャワーのお湯を出して、そのままぶっかけた。
『ヤー、カンA。』
「あつ…、」
『風呂ぐらい自分で入れ。
とりあえずその汚い髪と顔を洗ってこい。』
「ん〜」
ダメだ。
さすがに体までは洗ってないが、
俺は、そいつの髪の毛と顔を雑に洗うと
濡れてる洋服からバスローブに着せかえ、
俺のベッドに寝かせた。
「ん…」
『勘弁しろよ…』
ベッドの方から、俺の足元へ
バスローブが転がり落ちてきた。
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アイアイ(プロフ) - 内容が好きすぎて何度も見返してます❤️更新待ってます！続きが気になります！ (8月9日 21時) (
レス) @page43 id: ef22ae402e (このIDを非表示/違反報告)
ソア(プロフ) - WWHさん» ありがとうございます😭なかなか更新できずにいたのですがこれからはちゃんと更新していきますのでよろしくお願いいたします🥺 (2022年8月13日 1時) (レス) id: f38870ceaa (このIDを非表示/違反報告)
WWH(プロフ) - 初めまして✨いつも見させていただいてます！！このソクジンの口調といい全部最高すぎます！！これからも応援してます~😭 (2022年8月11日 16時) (レス) @page41 id: 91cce3d1cc (このIDを非表示/違反報告)
ソア(プロフ) - しいんさん» うわああああ😭そんなこと言っていただいて本当に嬉しいです🥲🥲これからこのお話もどんどん更新していこうと思っているので、よろしくお願いいたします！！😭😭😭 (2022年2月4日 23時) (レス) id: f38870ceaa (このIDを非表示/違反報告)
しいん - うあああ…最高すぎます泣できちゃった恋愛をみて主様に恋しちゃいました！！これからも頑張ってください！応援してます~~！ (2022年1月22日 0時) (レス) id: 4349a34933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソア
| 作成日時：2021年9月9日 14時
