◆011 ページ11
．
「へぇ〜、同級生なんですね〜！」
「お二人はお付き合いなさってたりは…？」
『ない！絶対ない！』
「……」
否・定・し・ろ・よ
キムソクジンの方を見ると、
口元が弧を描いていた。
何も言わない。
否定もしなければ、肯定もしない。
ただ、微笑んでいるだけだった。
『ヤー、(小声)』
みんなに聞こえないように小声で話しかける。
そいつは、目だけはこちらに向けるが
返事はしなかった。
『まさか私をつけてきたわけじゃないよね(小声)』
「お前が俺をつけてきたんじゃなくて？(小声)」
ニコッと微笑むとわざとみんなに聞こえるように、
でかい声でこう言った。
「いやー、付き合ってはないですよ。
ただ、僕が今一方的にAを口説いてる最中で。」
その場が静まり返った。
『ヤー！！！！！！』
質問攻めの嵐に、私はもみくちゃにされた。
「一週間前にAの職場まで迎えに行った時
話したじゃん俺たち。結婚しようって」
『わ〜…まじで…』
私の手を握り、私の目を見つめるこいつは
明らか、やばいことを言い出しそうな雰囲気を醸し出していた。
『なに、なんなの、やめて、口を開くな！』
「A。結婚しよう、絶対に幸せにするから。」
『あんた正気！？！？』
そこにいる皆が湧き上がった。
そんな中、私はこれ以上耐えられそうになかったので、そいつの腕を引っ張って会場の外へ出た。
掴んでいた腕は、会場の外へ出ると同時にそいつによって振り払われる。
『どういうつもり？
みんなの前でわざとあんなこと…っ！』
「お前もよくやってただろ、俺に。
お前のお得意な”お節介”」
『それは…っ、！』
「良かれと思ってやったことが、やられた側にとってはありがたくもなんともない。ただの迷惑だってこと。」
“俺は良かれと思ってお前を助けた。頼んでもないのに余計なことをされる気持ち、これでわかったかよ。“と私の額にデコピンをくらわすと戻るぞ、と私の腕を掴んだ。
会場に戻るのが少し気まずい気もする。
立ち止まる私。
そんな私の気持ちを読んだかのように、
こいつは会場とは違う方向に進み出した。
『ヤー、どこ行くの？』
「どっか。」
“飽きたから抜け出そう”だって。
何でこいつと抜け出さなきゃいけないのか。
” 結婚しよう、絶対に幸せにするから。”
ビジュアルは認めるけど。
どうしても吐き気が…
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アイアイ(プロフ) - 内容が好きすぎて何度も見返してます❤️更新待ってます！続きが気になります！ (8月9日 21時) (
レス) @page43 id: ef22ae402e (このIDを非表示/違反報告)
ソア(プロフ) - WWHさん» ありがとうございます😭なかなか更新できずにいたのですがこれからはちゃんと更新していきますのでよろしくお願いいたします🥺 (2022年8月13日 1時) (レス) id: f38870ceaa (このIDを非表示/違反報告)
WWH(プロフ) - 初めまして✨いつも見させていただいてます！！このソクジンの口調といい全部最高すぎます！！これからも応援してます~😭 (2022年8月11日 16時) (レス) @page41 id: 91cce3d1cc (このIDを非表示/違反報告)
ソア(プロフ) - しいんさん» うわああああ😭そんなこと言っていただいて本当に嬉しいです🥲🥲これからこのお話もどんどん更新していこうと思っているので、よろしくお願いいたします！！😭😭😭 (2022年2月4日 23時) (レス) id: f38870ceaa (このIDを非表示/違反報告)
しいん - うあああ…最高すぎます泣できちゃった恋愛をみて主様に恋しちゃいました！！これからも頑張ってください！応援してます~~！ (2022年1月22日 0時) (レス) id: 4349a34933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソア
| 作成日時：2021年9月9日 14時
