君との出会いを【吉野北人】 (ページ37)

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Aside

雪「お邪魔しまーす。」

「はーい。いらっしゃーい。」

雪「はい。お酒とおつまみとお菓子買ってきた。どうせ明日休みだし飲んじゃおうよ！」

「いいね。ありがと！座って座って〜。」

そう言って雪からビニール袋を受け取る。2人でテーブルに向かい合わせになって座る。

雪「で？ご飯誘われたの？」

「そうなの！急だったからびっくりしちゃった。」

雪「いいじゃんいいじゃん。行くんでしょ？」

「うん。そうなんだけどね…」

そう言って吉野さんが芸能人だったことを説明する。

雪「なるほど、A普段テレビ見ないもんね。」

「そうそう。だから行ってもいいのかなって不安になっちゃったの。で、行っても大丈夫なんですかって聞いたら」

ー俺は遊び歩いてるわけでもないし事務所もそういうのは禁止されてないから真剣なら大丈夫。

ーだから一緒に行かない？

そういう吉野さんの顔が思い浮かんで顔が赤くなる。

雪「何顔赤くしてんの！教えてよ！」

雪にそのことを伝えると

雪「なに、そんなの告白みたいなもんじゃん。」

「ちがうよ！吉野さんが私にそんなわけなくない？多分コーディネートのお礼とかそういうことだと思うよ。」

雪「まあそうかもしれないけど、Aに嫌な印象持ってるってことではないのは確かじゃん。むしろ好印象なんじゃない？」

雪と話しているとLINEの通知音がした。