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58. ページ8

北人side


朝起きると目の前には見覚えのある後ろ姿があった。その姿はもぞもぞと動いていて自分が彼女を抱きしめていることに気づく。


この状況にびっくりして自分が昨日の夜何をしたか必死に思い出そうとした。


––––布団をポンポンする自分、

「Aちゃんがここにいてくれた方が早く治る。」


その時の映像が頭に思い浮かんだ。熱があったからかわからないけどそんなキザなことを言った自分が恥ずかしかった。


必死に静かに抜け出そうとするAちゃんを見て幸せな気持ちになる。もう少しこのままでいたかったけどかわいそうだから起きることにした。まだ寝起きでしっかり声が出なかったからかすれた声が出ちゃったけど驚いたようにびくっと体を揺らして

A「ごめん、!起こしちゃった?」

心配してくれて

「ううん、大丈夫だよ。おはよう。」

A「おはよう。」

「昨日の夜はなんか変なこと言ってごめん…///」

「ううん、私もそのまま朝まで寝ちゃってごめんね…///」

2人して照れちゃってお互いの顔を見合わせて笑う。


A「朝ごはん、食べれる?食べられそうだったら昨日余った雑炊とかゼリーとかももってくるよ。」

「ありがとう。雑炊食べたい!」

A「了解!準備するね。」

Aちゃんは準備しにいってくれてここから見るとキッチンで料理をしてくれてる。毎日この光景が見れたらって思ったらさすがに恥ずかしくなってもう一度布団に入った。

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作者名:Jellyfish | 作成日時:2021年12月3日 17時

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