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北人side
お店についてクリスマスケーキがあることを伝えると、
嬉しそうに喜ぶAちゃん。
喜んでくれて素直に嬉しい。
ご飯を食べ終わってクリスマスケーキが到着。
2人でおいしいねって言いながら食べる。
幸せそうに食べてくれてこっちが幸せになる。
お支払いを済ませると払うよ、と引かないAちゃん。
全然払わせる気はないけど
払おうと思ってくれることが嬉しい。
「全然、気持ちだけで十分です。」
A「…でも、!」
「いいの、クリスマス一緒にいてくれたお礼!」
A「そんなお礼なんて!
お礼を言うのは私の方なのに…。」
「え?」
A「いや、え?///」
「あ、いや、ごめん。///」
こんな風に初心な反応してくれるAちゃんと
同じような反応しちゃう。
あー、もう。なにカッコ悪いとこ見せてんの。
気を取り直してお店を出て少し散歩。
プレゼント渡そうと思うけどいつ渡せばいいか
わからなくてまた公園に戻ってきちゃった。
2人して無言で夜景を眺める。
よし、勇気出そう。そう思って声を出す。
「あの、さ、」
A「ん?」
「これ。もしよかったらもらって欲しくて。」
A「え、いい、の?」
「うん。クリスマスプレゼント。」
A「ありがとう!嬉しい!開けてもいい?」
「もちろん!開けてみて!」
ひとまず、受け取ってもらえてホッとする。
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作者名:Jellyfish | 作成日時:2021年12月3日 17時