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北人side


実は今日のためにプレゼントを準備していて
忙しかったけど隙間をぬって買いに行った。


めちゃくちゃ迷って店内をウロウロしてたから
店員さんにも結構変な目で見られてたと思う。

色々調べてやっぱアクセサリーつけててくれたら
嬉しいからアクセサリーにしようって決めた。


でもどれも似合う気がして迷っちゃう。


自分のお気に入りはゴールドだけど
いつもAちゃんも付けてる気がするから
違う色の方が良いかなって思ったり。


悩みに悩んでピンキーゴールドの
すごくシンプルなピアスを選んだ。

小さい丸のスタッドピアス。
ピンキーゴールドだからあんまり派手じゃないけど
見えた時にかわいいかなって思って選んだ。

プレゼント用の小さな袋に
包装してもらってバックに忍ばせた。


いつ渡せばいいかは悩んだあげく
壱馬とか樹とかメンバーのみんなに相談した。

荷物になるかもしれないってことで
ご飯食べた後に渡すことにした。


公園に着くともう先に待っててくれたAちゃん。


「ごめん!待った??」

A「全然、さっき着いた所だよ。」

そう言って振り返ったAちゃんの耳は赤くなっていて
きっと待ってくれてたんだろうなって思った。

でも気遣って待ってないって言ってくれたのかな、
そんなことを考えるとキュンとした。


いつもよりもふわふわのかわいい服にコート、
白いマフラーをしていて寒い中で好きな子を見るとなんか…

あれ、俺の好きな子ってこんなに可愛かったっけ?
いや、普段から可愛いんだけど。

やばい、俺、今日抑えられるかな。

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作者名:Jellyfish | 作成日時:2021年12月3日 17時

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