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北人side


最近ありがたいことに忙しくさせてもらっていてツアーのリハーサルや雑誌の撮影、インタビューなど仕事をたくさんさせてもらっている。


今日は朝起きたらなんだか体がだるかったけど今日は大事なMVの撮影だから体調に気にしないフリをしてマネージャーが迎えに来てくれた車に乗る。


体調が悪そうな自分に気がついたのか一緒に乗っていたメンバーが大丈夫かと心配してくれるけどさすがにこの仕事を潰すわけにはいかないと思って大丈夫だと返す。


頭がガンガンして食欲もわかないから楽屋でソファーに横にならせてもらった。みんな気にかけてくれたけどとりあえずこの撮影を乗り切れればと思って何とか仕事をする。


MVを取り終わって取材が入っていたけどマネージャーが別の日に変えてくれたから家に帰る。


家だと緊張がほぐれたからかどんどん辛くなる。体温計を脇に挟むと39度0分あって思っていたよりも熱は高かった。水を飲もうと思ったけど動こうにも動けなかったから手元にあるスマホでとりあえず誰かに連絡をと思って電話をかける。最後にAちゃんの声が聞こえた気がしたけどそのまま意識を手放した。


夢を見た。Aちゃんと手をつないでいる夢。うなされる中で彼女の夢を見るなんてどこまで惹かれてるんだろ、しっかりしない意識のままそんなことを考えていた。

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作者名:Jellyfish | 作成日時:2021年12月3日 17時

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