君と描く物語１１

＃５３２ ページ32

暑い日々が続く中、予備校や受験勉強の成果か
全教科に置いて今までよりも高得点を叩き出した期末試験も無事終わり

私達三年生にとって、高校生活最後の夏休みを迎えました

そして夏休み、バイトと予備校の無い日は
一日中デッサンやデザインの勉強の為 ここ美術室にて宇髄先生とマンツーマンで受験対策をしている

今は丁度お昼休憩中で……


ﾋﾟｺﾝ…ｯ

梅皆、聞いて

A｢…？｣

携帯を見ていたら梅ちゃんから突然グループメッセージが入った

Aどうしたの?

カナヲ梅ちゃん、何かあった?

アオイ改まって何??

天元｢凄ぇ通知来るじゃねえか｣

A｢何か梅ちゃんが…｣

ｼｭﾎﾟｯ！

梅祝!無事、AO入学決まりましたー

A｢えぇ！そっか…もうそんな時期なんだ…っ｣

天元｢…？？｣

Aおめでとう!

カナヲおめでとう、梅ちゃん!

アオイおめでとう!お疲れ様!

梅いえーい!一番乗り!お祝いに集まろうよ

アオイそれ、本人が言い出しちゃうの?笑 まあいいけど

梅皆の受験勉強の邪魔しない様に、普段大人しくしてるんだがらいいでしょ!

Aいいね!いつにする?

天元｢何嬉しそうな顔してんだよ。謝花何か言ってんの？｣

A｢梅ちゃん、AO入試で入学確定したみたいで！｣

天元｢おぉー！よかったな……って、それ俺に一番に報告するやつじゃね…？｣

A｢あははは、梅ちゃんらしいですね｣

天元｢担任の威厳〜…｣

コンビニで買ったサンドイッチをぱくぱくと食べながら、不服そうに私の話を聞く宇髄先生

A宇髄先生が｢俺への報告が先じゃない?｣って拗ねてるよ笑

梅今度ちゃんと学校にも必要書類持って報告行くわよ…

梅てか、また先生と二人きりとか…時透が妬くわよ

A｢…！｣

梅ちゃんったら…

A無一郎くんには、ちゃんと説明してあるから大丈夫だよー

夏休みに入る前から、受験対策を始めた段階で夏休みの予定も雑談中に話していたし
無一郎くんも、必要な事だから仕方ないって納得してくれてるもん…！

そう思い、何の気なしにそんなメッセージを返したら…

アオイ…え、意外な返答

梅ちょっとA…あんたもしかして…

A｢…？？｣

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