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後悔して欲しくない……
そう言った先生の目は、強く…諭す様な眼差しだった
A「私の……後悔しない道って…」
先生のあの話に、返す言葉が浮かばなかった
今の私では何を言っても気持ちを見破られそうで…
先生は、私がこの地を離れて遠くへ行くって言ったらどういう反応をするんだろう
そんな、考えてもどうしようも無い事ばかり…
先生が望む事が何なのかもわからず、私は結局同じ場所をぐるぐると回っているだけで
それからあっと言う間に時間だけが過ぎ、気が付けば一月は終わりを告げていた
梅「今年のバレンタインはどうするの?来年は皆 受験の追い込みシーズンだし、ゆっくりできんの今年くらいでしょ?」
アオイ「私は普段からお菓子はあげてるから正直ネタ切れで…」
カナヲ「でも嘴平くんなら、何でも喜んで貰ってくれそうだよね」
梅「それを言うなら炭治郎もじゃない!Aは?今年は何作る予定なの?」
A「あー…私もどうしよっかな…何も考えてなかった…」
梅「えー…ちょっと大丈夫?去年は一ヶ月前からそわそわしてたくせに……もしかして、まだ進路の事で悩んでるの?何かあったら話聞くから言いなさいよ?」
A「ありがとう…でも大丈夫!この前皆に話聞いてもらってだいぶ気持ちも楽になったから」
アオイ「ならいいけど…」
カナヲ「A、いつも独りで抱え込んだりするから心配…」
A「本当に大丈夫だから、ね?」
皆に話せる事は、正直 もう無い…
梅ちゃんは違うけど、カナヲもアオイも…恋人の竈門くんや嘴平くんも地元の学校を志望してるって聞いた
アオイと嘴平くんに関しては、学科が違うだけで同じ大学だって…
二人共、高校を卒業した後も好きな人と離れ離れになる心配も無くて
そんな二人に私の悩みを相談したら、きっと返答に困らせてしまうと分かっているから
A「ほら、お昼休み終わるし…教室戻ろう」
梅「そう言えば最近あいつ来ないわね」
A「あいつ?あ、もしかして無一郎くんの事?
何か大会が立て込んでるらしくて…学校とも相談して暫くお休みしてるみたい
スケジュールの空いた時とかに、たまにメッセージが来たりするよ」
アオイ「へー!将棋だっけ?プロ目前とかって騒がれてたわよね」
梅「あいつが居ないと昼休みが平和でいいわ〜」
A「でも来週には戻ってくるってよ」
梅「A不足で干からびて帰って来るんじゃない?」クスクスッ
A「いやいや、流石にそれは…」
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レモネード - なんだかますます二人の距離が離れていきそう……。さすがに昨夜の事を思うと中々寝れもしなかったのかなぁ?それにしても無一郎くん、帰ってきたら真っ先に宇髄先生の所に行って一言いいそうな気がする……。 (2021年8月19日 3時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 姉の蜜璃ちゃんに似て、スタイル抜群ですからねー!遂に先生に直接 昨日の事を聞いちゃいましたね…宇髄先生は一体何て答えるのか…。その返事によって、どんな未来に進んでいってしまうのか…。まだまだ安心出来ませんね… (2021年8月18日 18時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 夢主ちゃんの水着、きっと大胆なんだろうなぁ〜〜。4人で選んだからね。でも昨夜の事を未だに引きずっているのか、まだ宇髄先生のことをちゃんと見れないし、名前を聞くだけでも心臓が脈うつしねぇ……。このままじゃ、童磨か無一郎くんにとられちゃいそう……。 (2021年8月17日 22時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» この先、宇髄先生にとっては 事情を知る二人の存在が大きな支えになるかもしれませんね。そしていよいよ二日目!先生の昨夜の行動で寝不足な夢主…ハードな一日の始まりですが、この調子で大丈夫でしょうか…? (2021年8月17日 9時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 電話の相手は煉獄先生だったのね( ´Д`)=3よかった〜〜。宇髄先生も少しは心のモヤモヤは晴れたかな?夢主ちゃんを幼い頃から知っていて、傍で見守っていてくれた二人だからこそ、悩みを相談できるんだよね。これからどうなっていくのかなぁ…。 (2021年8月16日 0時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:P | 作成日時:2021年7月23日 23時