君と僕 3

密着番組 ページ4

ナレーション「先週引退した嵐

　 彼らの引退までを密着させてもらった。」



ナ「彼らはとにかく忙しい

　 長年、たくさんの方に密着してきたスタッフさえ驚いた

　 分刻みのスケジュールをたんたんとこなしていく彼らは

　 どんな時も周りへの気配りは忘れない

　 そこには嵐らしさがあふれていた」


ス「いつもこんなに忙しいんですか？」


翔「そうかなぁ？

　 今日、そんなに予定詰まってないよね？」


潤「今日は、普通だよね？」


雅「結構、余裕ある方だよね」


翔「だよねー

　 お昼、食べてる時間もあるしね」


ス「えっ、お昼食べる時間ないときあるんですか？」


翔「あるよ

　 朝から、夜もまでスケジュールびっしりとかね」



ナ「これでは、あの引退理由にも納得できる

　 そんな、彼らの引退コンサートは長期間にわたって行われ

　 どの公演も別れを惜しむファンでいっぱいだった

　 そんなコンサートの舞台裏は

　 最年少メンバーの高橋の病状との闘いでもあった」



松本に背負われてステージから降りてくる

椅子におろされると

座ってられずに椅子から滑り落ちていく



潤「A！、ぐるぐるしてるの？」


「・・・(うなずく)」


潤「頭の下にクッション入れて

　 足の台、ちょうだい！」


嵐ス「松本さん、はい！」


足の台をセットする松本


翔「潤、俺着替え終わったから

　 行ってこい！」


潤「ありがと！」


翔「Aー、着替えようなー」


テキパキと着替えさせてく櫻井




嵐ス「あと、1分です！」


翔「Aー、いける？

　 起きれる？」


「んー」


翔「無理か・・・

　 じゃあ、起こすからねー」


ゆっくり起き上がらせ

抱き上げてステージまで連れて行く



♪〜


ステージに上がると

辛そうなそぶりを見せず

パフォーマンスしている高橋




ナ「高橋に話を聞く機会をもらい

　 指定された場所に向かうと

　 そこは、彼女の病室だった」



ス「ここって？」


「私の、病室です

　毎日ここから仕事に通ってます」


ナ「この時はまだ

　 引退の理由は公表されていなかった」

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