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木村良平 ページ5

【木村良平×年下彼女×二度寝】

職業:カフェ店員

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#木村side

木村「ん・・・」

まだ外は真っ暗だが目が覚めてしまったらしい。そんなに昨日飲んだっけ・・・?ふと隣を見ると規則的な寝息を立て、最愛の恋人が眠っている。そうだ、昨日はAが泊まりに来てたのにスタッフの誘いを断り切れずに飲みに行って、怒らせてしまったんだ。ってか今何時だよ・・・。スマホを手繰り寄せて確認すると午前4時。明日の仕事は午後からだから、ゆっくり寝るつもりだったのに。俺は二度寝が下手で、夜中に一度目が覚めると、そのまま寝付けず朝を迎えてしまう。もう少し寝ていたかったが仕方ない。そう思って体を起こすと、隣から声が聞こえた。

『良平さん・・・?』

木村「あ、ごめん。起こした?」

Aが瞼を擦りながら、俺の顔を見上げる。

『今、何時ですか・・・?』

木村「4時。まだ寝てていいよ」

そう言って布団を掛け直してやると、『一緒に・・・』と服の裾を引っ張られた。Aが眠るまで付き合うか、と思い、こちらも布団に潜りこむ。そっと手を繋いで、もう片方の手でAの頭を撫でる。意識しているのか無意識なのか、ふふ、と嬉しそうな声を出した。Aはスリスリと俺の方へと近づき、背中に腕を回すと、ゆっくりと上下に背中を撫でる。背中に触れる手のひらが心地よくて、俺も目を閉じた。

次に気がついたときには、もう外は明るくなっていて。隣にあるはずの温もりがない。

木村「A?」

ちょっと不安になってその名前を呼べば。

『良平さん起きました?おはようございます』

寝室の入り口からひょこっと笑顔の彼女が現れた。

『朝ご飯、用意していいですか?』

木村「うん。お願い」

返事をしてから、んーーーーーっと伸びをする。どうやら二度寝に成功したらしい。リビングに移動し、Aに声をかける。

木村「A、夜中に俺を寝かしつけたの覚えてる?」

『ふふ。覚えてますよ』

少し照れたように、でも嬉しそうに笑う彼女が可愛すぎて、思わず後ろから抱きしめた。

『良平さん?』

木村「大好き」

また『ふふ』と笑いながら彼女は手を洗うと、くるりと俺の方へ向き直る。

『私も大好きですよ』

そう言って広げられた両腕に、俺は飛び込んだ。

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ちとせまる(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます。確認不足でした。申し訳ありません。オリジナルのタグは外しました。また、レスが遅くなり申し訳ありません。 (2020年7月11日 11時) (レス) id: 522d20a6cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちとせまる | 作成日時:2020年5月4日 23時

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