85話:我らが担任 ページ12
翌日、誰よりも早く登校し職員室の前でうろうろとする私、雅A15歳
『(言った方が……いや、でもなぁ……)』
決して、職員室の覗きが趣味な訳では無い。鬼殺隊の事を担任の相澤先生に話すか否か……迷っているのである。先生なら口堅そうだし、何より鬼殺隊の活動時間帯は夜な為いちいち外出届を出すのは面倒だと思ったからだ
『(お館様からの指示があるまで待とうかな……いや、でもそれじゃ遅いな)』
その時、背後から気配を感じ振り返る
「雅か、おはよう何してんだ」
『！あ、あははー……先生おはようございます』
部屋の前でうんうんと唸り、開けようか開けまいか扉と睨めっこしている様子を見られてしまった。恥っず
「用事か？生憎だが今は俺しか……」
『い、いやあのー……相澤先生に』
「そうか」
取り敢えず入れ、と中へ通される。幸い先生以外は誰も居ない。やけに静まり返った職員室の隅のソファーに向かい合って座った
「………で？なんだ？手短に頼むぞ」
『え、えとー……その、』
ええい、もうどうにでもなれと半ばやけくそに自己完結させ改めて先生と目を合わせる
『い、以前……鬼殺隊の話をされてましたよね？』
「……あぁ。それがどうした」
『………わ、私がその鬼殺隊に所属していたって聞いたら…驚きますか？』
目は泳ぎ言葉を詰まらせる。自然と俯いていた顔を上げチラリと先生の表情を伺えば、相変わらず眉一つ動いておらず、話聞いてたのかと疑う程ではあるが
「………そうか。なら雅に手を貸したのも頷けるな」
『！今の、信用して下さるのですか！？』
「変な嘘つく柄じゃないって事は分かってる。第一、教師が己の生徒を信じなくてどうする」
『先生……！』
イケメン過ぎる。マジで一生ついて行きます
「……その鬼殺隊に属していたのは、雄英に入る前からか？」
『そうですね。なんなら、私がこの時代に生まれる前……平たく言えば、私の前世の話です』
「……病院行くか？」
『あれ！？すっごく綺麗な手の平返し！！！』
冗談だ、と鼻で笑うが……先生の冗談は冗談に聞こえないから怖い。心臓に悪い
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チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - hさん» わぁ嬉しいです(●´▽`●)なるべく早めに更新できるよう頑張りますね！ (2020年5月17日 23時) (
レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - なのはさん» 落ちですか〜！実は、この小説を作った当初から既に落ちは自分の中で決まっております(●´▽`●)ご期待に添えるかどうかは分かりませんが、最後までご愛読頂けると嬉しいです！ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - ももんがさん» ありがとうございます！！モチベによって更新速度が変わっちゃいますが、なるべく早めの更新を目標に頑張っていきます！ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
h(プロフ) - こんなに続きが楽しみな作品初めてです！これからも楽しみにしています！ (2020年5月17日 1時) (レス) id: 0e4226bf7e (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しみです！もしできれば、オチは炭治郎でほしです！ (2020年5月16日 0時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2020年3月4日 18時
