君にこの気持ち伝えたくて (ページ26)

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公園での電話相手は

この女性なんだと

紫耀君とモニターの女性の会話で

なんとなく分かった。

？？？「渡したら、すぐ帰るし！

とりあえず、エントランスのこのドア開けて？ねっ！」

なんとなく…

いや、もの凄く

紫耀君に対して

好意のある女性なのだろう

女の勘とやらが無駄に働く。

紫耀「A、ごめん。

直ぐ帰すから、ちょっと待ってて。

通さないと、あそこにずっと居そう…」

そう言った紫耀君は

モニターの隣にあるボタンで

ロックを解除した。

？？？「ふふっ☆今、行くね！」

女性は嬉しそうにして

モニターから姿を消した。

えっと……。

さて

どうしょう…

A「紫耀君、私帰るよ」

紫耀「いいよ、直ぐ帰すし、居てよ」

A「いや、あの、そうじゃなくて…」

A「あ！あの、ほら！

私が居たらあの女性

勘違いしちゃうじゃん？」

紫耀「何焦ってんの？

別に勘違いされても

俺は気にしないし構わない。」

ゔっ…。

A「でも…」

まだバレる訳にはいかなくて…

どうしょうと焦ってると

ピーンポーンーー♪

今度は玄関のインターフォンが鳴り

あの女性が来た事を知らせた。

紫耀「いいから、待ってて」

紫耀君

玄関の方に行ってしまって

そのうち

高い撫で声が聞こえた。