19 ページ23
.
「っ!?」
なに、これ
雷が落ちたように、身体に強い衝撃が走る。
全身が凍てつくような恐怖と、嫌悪。
呼吸さえ許されない圧倒的存在。
善も否もない呪いの業火が押し寄せる。
手に握った呪物・両面宿儺の指が、バチンッという音と共に手から弾き飛ぶ。
目の前の、
身体から呪霊との繋がりが解れていく。
(私の縛りが、弾かれた……?)
なんで。
零れ落ちる呪物が、妙にゆっくりで。
(両面宿儺が、私と
いや、違う)
全身が痺れたように、動かない。
(私が、呪物を通して両面宿儺と接触したんだ)
そこまででぷつん、と思考が途切れ、視界がブラックアウトする。
〈 なんだ貴様、そんな不完全なもので俺を縛ろうと言うのか? 〉
最後にそれが聞こえて、私は意識を失った。
.
421人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
早瀬モモコ(プロフ) - リリリンゴさん» リリリンゴさんコメントありがとうございます!とても励みになります!更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします!! (2021年10月16日 21時) (レス) id: 8442258d5b (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年10月13日 23時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
リリリンゴ - シリーズ最初から読みました!面白いです!更新頑張ってください!応援してます! (2021年10月13日 2時) (レス) @page6 id: 5191a43a7e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:早瀬モモコ | 作成日時:2021年10月12日 1時