キミとのキセキ (ページ14)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:14,255 hit

14 ページ14

・

俺の中のAセンサーとは、、、？？

え、なんかの類のストーカー的なやつですか？？←

意味わからない単語が彼の口から飛び出してくる。

なんか、でも容姿のこと褒めてくれたような褒めてくれてないような…、、。

…てか、そもそもなんでこの学校にいるのよ！！！

ちょっと頭の中に入ってきた情報量が多すぎて混乱してたけど根本的にはそこからじゃない？？？

だって、考えてみたときに、色々おかしいことに気づくじゃん？？

そもそも中3の頃は裕太どころか、ほぼ同級生たちと話してないし。

だから、バレるはずはないじゃん？？

で、担任の先生に進路相談した時、この中学からここの高校に行きたいと思ってる受験希望者は誰もいないよ、って言われたから受験したんだよ？？

私、裕太から離れたくて、この学校に入学したんだよ？？

なのに、そもそもなんで裕太がいるのかも意味わかんないし、裕太が私にこそこそと話しかけてくるから、周りの人なんか見てるし！！！

え、これじゃあ中学の時より酷いんだけど？？

…私変わりたいんだから、邪魔しないでよ！！！

でも、もう永遠と続く裕太からの質問の返事しないわけにはいかなくなって、自分が誰なのかをしっかり名乗ることにした。

「……そうだよ、私、裕太の幼馴染の花瀬A。

私、この学校に誰も知り合いがいないって言われたから入学したんだけど、どうしてここに裕太がいるの？」

裕太は私がAだと言うことを認めたら満足気な顔してにこにこと微笑んだ。

「やっぱりAだった、俺さすがだわ。俺の目に狂いわない。

あ、なんでこの学校にいるかって？？

なんでだと思う～？」

ゆるふわな感じで聞いてくる裕太。

ぶっちゃけ裕太がなんでここにいるかなんてどうでもいい。

「いや、別にその理由はどうでもいいから。

…てか、必要以上に話しかけてこないで！

関わってこないで！！！」

私が自分の身を守るためにできること、それはただ1つ。

それは悠太との接触を極力避けること。

友達に彼氏に作りながら、私は楽しい学園生活を送るんだもん！！

こんな初っ端で暗い未来なんか作りたくない。

裕太のことを軽く突き放し、担任の先生が来るのを私は待っていた。