９ｰ９,心と骨がポキッと ページ26
ジミン｢○○ちゃん？！大丈夫？！｣
『ジミナ……大丈夫だよ。来てくれてありがとう。』
階段から落ちた衝撃で、左足の骨にヒビが入ってしまった私は、近くの病院で手当を受けていた。
学校から家に連絡があったらしく、電話を取ったジミンが駆けつけてくれたらしい。
ジミン｢○○ちゃん……無理はしちゃダメだよ……｣
『無理なんてしてないよ。ちょっとした事故だったの。』
ジミン｢でも……｣
『だいじょーぶ！ふふっ、戦の前のマシュマロが足りなかったかなー？笑』
そう言って笑っても、眉を下げたまま心配そうに私を見つめるジミン。
『ジミナ』
ジミン｢うん？｣
『私、後悔してないよ。
自分が好きな自分で居られてる。ジミナのおかげだよ。』
ジミン｢○○ちゃん……｣
『だから、そんな悲しい顔しないで！笑ってよ！』
そう伝えると、ジミンは頷いていつものように笑ってくれた。
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治療を終えて松葉杖をつきながら午後から学校へと戻ると、彩が“大丈夫だった？！”と駆け寄ってきてくれた。
『大丈夫だよ！ありがと。』
彩｢痛そう……なんか助けて欲しいことあったら言ってね！購買でなんか買ってこようか？！｣
『ははっ、ありがと！大丈夫だよ。笑
…………それより、美雅は？』
彩｢あぁ……｣
そう言うと、苦笑いを浮かべる彩。
彩｢あれから先生に呼び出されて、事情を聞かれてるみたい。ずっと帰ってきてないよ。｣
『そうなんだ……』
彩｢○○は何も悪いことしてないんだから！落ち込むことないんだからね！｣
『うん……ありがと』
彩｢でも……気になっちゃうよね｣
私の気持ちに寄り添うように眉を下げて微笑む彩。
内心とても複雑で、美雅に申し訳なかった。
余計なこと……してしまったかな。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ…
『！』
彩｢おっ、帰ってきた｣
先生との話を終えて帰ってきた美雅の顔は、心做しか少しやつれて見えた。
美雅誰とも目を合わせることなく自分の席に着く。
静まり返る教室。
しかし少し経つと、例のように噂話と気持ち悪い笑い声があちらこちらから聞こえ始めた。
｢怪我までさせるとかサイテー笑｣
｢クラスに問題児が1人いると俺らまで目付けられるじゃん。だるー。｣
次の日、美雅が退学になったことがクラスに告げられた。
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なーさ(プロフ) - Chocoさん» コメントありがとうございます！感動していただけたようで、とても嬉しいです…。温かいお言葉をありがとうございます！今後の作品も応援していただけると嬉しいです！ (2023年4月1日 8時) (
レス) @page49 id: 292eed826b (このIDを非表示/違反報告)
Choco(プロフ) - こんばんわ、初コメ失礼します！なーささんの作品を読ませてもらい、ホントに恥ずかしいですが泣いてしまいました…。素敵な作品を作って下さりありがとうございます!!なーささんの作品とても大好きです！ (2023年4月1日 1時) (レス) id: 59651d7816 (このIDを非表示/違反報告)
なーさ(プロフ) - あんにょんさんさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです…励みになります(泣)これからも更新頑張りますね！ (2023年2月10日 0時) (レス) id: 292eed826b (このIDを非表示/違反報告)
あんにょんさん(プロフ) - もう、ほんと、神作品すぎます…！いっそドラマ化してほしいくらいです笑 応援しています！！ (2023年2月9日 15時) (レス) id: 999eb198b5 (このIDを非表示/違反報告)
なーさ(プロフ) - 月花さん» コメントありがとうございます！尊敬だなんて……私にはもったいないお言葉です。(泣)これからもこまめな投稿を心掛けて頑張りますので、よろしくお願いいたします！ (2021年7月13日 23時) (レス) id: 292eed826b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーさ | 作成日時：2021年6月15日 23時
