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私にはもう一人友達がいる。
公園友達の和君だ。
和君は朝の公園にも夜の公園にもいない。
いるのは、潤と昼の散歩をするときだけ。
私が潤と一緒に公園に行くように、和君は翔さんと一緒に来る。
翔さんは雅紀とも友達だ。
いとこ、という友達らしい。
翔さんは潤や雅紀みたいに大きいけど、和君は小さい。
和君は私のことを「わんわ」と呼ぶ。
私の名前はAだから違うよと鳴くと、嬉しそうに笑って「わんわ、わんわ」と言う。
潤もそれを聞いてにこにこ笑ってるから、和君は友達だし、まぁいいか、と許してあげることにした。
和君はボール遊びが好きだ。
和君が投げる黄色のボールを私が拾って和君に届ける。
と、和君はポイッとまた投げるから、また追いかけて行って口にくわえて戻ったら
和君は「わんわ、いい子ねー」と言って私の頭を撫でてくれた。
潤と翔さんはそんな私たちを見ながら楽しそうに話している。
ある時、和君が私の右足のリボンを引っ張ったことがあった。
翔さんは和君に
「和也。このリボンはお兄ちゃんが付けたAちゃんの、わんわの大切なものだから引っ張っちゃだめだよ」
と言った。
翔さんは潤のことを『松本』と呼ぶのに、和君には『お兄ちゃん』と言う。
きっと私の『Aちゃん』と『わんわ』と同じなんだと思う。
それを聞いてた潤が
「いいよ翔さん。今度までにほどけないように考えてくるから」
そう言った。
このあとから、公園に行くとき私の右足には結ばない、すっぽりとはめるリボンがつけられた。
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ちな(プロフ) - ayaさん» ayaさん、コメントありがとうございます。とても嬉しいです！期待に沿えるかわかりませんが、がんばりますので、これからもよろしくお願いします。 (2019年4月6日 7時) (
レス) id: 39df0fabf1 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - ちなさん、こんにちは！初コメです。まだ始まったばかりのこのお話ですが、ワクワクしながら読ませて頂きました。私もＪに飼われたい！続きも楽しみにしてますね^^ (2019年4月1日 12時) (レス) id: 09a0cb5a29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな | 作成日時：2019年4月1日 0時
