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レイと愛しあってる最中、どこからか音がすることに気づく。
何の音だ？と考えを巡らせて、Aがドアをひっかいてるんだと思い当たった。
でも、今やめることなんてできないし無視してたら、ドアの向こうで鳴きだした。
動きを止めた俺に
「っ・・はぁ・・潤君・・？」
レイが視線を向ける。
「ごめん、言い聞かせてくるから」
そう言って体を起こした俺を見て、プイッと顔を横に向けた。
ドアを開けると案の定Aがそこにいた。
「A、ドアをカリカリしちゃダメ。何も心配いらないからわんわん吠えちゃダメ。いい子だからできるよね。待てだよ、A」
Aを再びブランケットの上に下して寝室に戻ると、布団にくるまって完全に横むいちゃってるレイ。
あー、そりゃそうだよね。
「レーイ。ごめんって。機嫌直して」
「知らないっ。あの犬私たちの邪魔ばっかりして、嫌いっ」
「そんなこと言わないで。もう邪魔させないから」
後ろから抱きしめながら、背中に肩にキスを落とす。
さっきプレゼントしたピアスが光る耳朶にもキスをして、耳元で「レイ」とその名を呼ぶと
やっとこっちを見てくれた。
「潤君、私のこと好き？」
「もちろん、好きだよ」
「あの犬より？」
「ん」
その唇にキスを落とす。
「じゃぁ、証明して」
「喜んで」
拗ねたような表情を残しながら、俺の首に腕を伸ばしてきたレイを、この腕に抱きしめた。
朝目覚めると、すでにレイは起きてたみたいで
「おはよ、潤君」
と、可愛いキスをくれた。
「あー、このまま潤君とクリスマス一緒にいたいのに、なんで仕事あるんだろ」
「ふふ。じゃぁさ、朝からデートしようか。で、そのまま一緒に出社しよう」
「ほんと？嬉しい。じゃぁ早く起きて用意しなきゃ」
ドアを開けたレイに、いきなりAが飛びついた。
「きゃぁっ」
「うわっ、レイ大丈夫？A、急に飛びついちゃダメじゃないか」
Aを叱って、レイと一緒に浴室に行く。
レイが用意をしてる間に、Aに朝ご飯を出して、俺もささっとスーツに着替えた。
当然のように食べずに俺を待ってるA。
どうしてAはレイにだけあんなことすんのかな。
仲良くしてほしいのに。
隣に座るとご飯を食べだしたAを見ながら、どうしたらいいだろうと考えたけど、答えは出なかった。
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ちな(プロフ) - ayaさん» ayaさん、コメントありがとうございます。とても嬉しいです！期待に沿えるかわかりませんが、がんばりますので、これからもよろしくお願いします。 (2019年4月6日 7時) (
レス) id: 39df0fabf1 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - ちなさん、こんにちは！初コメです。まだ始まったばかりのこのお話ですが、ワクワクしながら読ませて頂きました。私もＪに飼われたい！続きも楽しみにしてますね^^ (2019年4月1日 12時) (レス) id: 09a0cb5a29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな | 作成日時：2019年4月1日 0時
