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・・・潤に怒られた。

ミルク零しても怒らなかったのに・・・

でも、潤にもらった大切なリボンをレイに触られたくなかった。

花の匂いを付けたくなかった。

怪我をさせるつもりはなかったのに。


これ以上潤に怒られるのも嫌われるのも嫌だから、そのまままっすぐ雅紀の家に行った。

カリカリ。

ドアをひっかいたけど雅紀が出てこない。

カリカリ。

いつもこれでドアを開けてくれるのに。

どうしよう。

雅紀のところに行かないと。


ふと下を見ると、歩いてる雅紀がいた。

見つけた。


雅紀のところに行かないと。

私は雅紀の姿を追って走り出した。




アパートの前は道路で、その向こうに公園がある。

周りを見たけど雅紀がいない。

公園に行ったのかな。


『あの光が青くなったら進むんだよ。赤い時は絶対行っちゃだめ。わかった?』

潤の言葉を思い出す。

目の前の光が赤から青に変わった。

『A、行くよ』

潤の声とともに前に進む。

公園の入り口まで来たとき、風がビューっと強く吹いた。

桜の花びらが舞って、ピンク色になる。

とってもきれい。

その中に、私の、潤のピンクのリボンがあった。


さっきまで確かに私の足にあったのに、見ると無くなってる。

私は慌ててリボンを追いかけた。

風がやんでリボンがひらひらと落ちてくる。

私はリボンに向かって走った。

捕まえたっ。

和君の投げたボールを捕まえるみたいに、潤のリボンをしっかりと口にくわえた時







私の体は空を飛んだ。









私は空を飛びながら

潤のリボン、捕まえられてよかった。

そう思っていた。


よくできたね。って、

えらいね。って、




きっと潤は褒めてくれる。

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ちな(プロフ) - ayaさん» ayaさん、コメントありがとうございます。とても嬉しいです!期待に沿えるかわかりませんが、がんばりますので、これからもよろしくお願いします。 (2019年4月6日 7時) (レス) id: 39df0fabf1 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - ちなさん、こんにちは!初コメです。まだ始まったばかりのこのお話ですが、ワクワクしながら読ませて頂きました。私もJに飼われたい!続きも楽しみにしてますね^^ (2019年4月1日 12時) (レス) id: 09a0cb5a29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちな | 作成日時:2019年4月1日 0時

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