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#7 ページ7

天元side

天元「では…今日は突然のご挨拶にも関わらずお時間頂いた上に、ご馳走までして頂いてありがとうございました」

父「いやいや!晩酌に付き合ってくれて嬉しかったよ

これから長い付き合いになるんだ…またいつでも居らっしゃい」

母「そうね…Aが帰省してくるタイミングでもいいし、そうじゃなくても…いつでも構わないから」

天元「はい…また、是非」

夕飯も済み、Aの弟達も就寝の準備の為各々リビングを出て
Aのお父さんもだいぶお酒が進んだ頃、明日も仕事の為 俺は席を立って帰りの挨拶をする

A「私、すぐそこまで送ります。上着取ってくるので待ってて下さい!」

天元「あ…A!もう遅いからいい……って……」

母「ふふ……送らせてやって下さい」ニコッ

天元「…はい」クスッ

両親への挨拶が無事に済んだあたりから、Aは浮き足立つ様に楽しそうにしていた

俺との関係が元の鞘に収まった事や、両親への報告が上手くいったから一気に肩の荷が降りたんだろうな


母「…宇髄先生」

天元「はい」

階段を駆け上がって行ったAの方へ目線を送っていたら、静かな声でAの母が俺の名を呼んだ

母「改めて、今日は本当にありがとう…

宇髄先生は…今回の事も合わせて、二度も私との約束を果たしてくれたから 嬉しく思ってるのよ」

天元「…!……いえ、俺は…自分のしたい様にしただけで」

母「それでも…私の言葉を、忘れないでいてくれたのでしょう?」

天元「………はい…」

それはあの日の出来事の話…
これもまた、俺とAの母親しか知らない


天元「あの言葉を聞いた時は、正直 彼女がまた自分を選んでくれるかなんて自信は無くて…

でも……どんな結果になったとしても、きっと俺はAの事を変わり無く一生愛し続けていたと思います」

母「まぁ……それ、Aにも教えて上げて下さいね」

天元「いやー…きっと言葉にしなくても、これから先 嫌という程伝わりますよ」クスッ

母「…主人も言っていたけど、Aは本当に素敵な方と巡り会えたわね」

優しく微笑むその顔は、やはりAによく似ていて…


Aの進路について託された時と同様に、今回の事も
Aの母親との約束が守れた事を心底嬉しく思う

今回の事は…俺だけではどうにもならなかったから……


あの日…


_母「……宇髄先生、もし可能なら…もう一つだけ……お願いを聞いて下さいますか?」

_天元「…?」

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設定タグ:鬼滅の刃 , キメツ学園 , 宇髄天元   
作品ジャンル:恋愛
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レモネード - よかったねぇ〜〜夢がついに叶ったんだね。( ω-、)もうこれでいつでも同じ場所にいれて、景色も一緒に見られるんだ。今まで辛いこともあったけど、めげずにここまでやってきたんだし、もう大丈夫だよ。 (2021年11月15日 1時) (レス) @page50 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 天元さんの甘々加減には、周りも一緒に赤面物ですね(^^)そして、夢主がずっと目指していた夢がやっと現実に……これで天元さんと同じ場所で同じ景色を見られますね!ずっと頑張ってきて良かった…!努力は必ず報われますね! (2021年11月13日 21時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 梅ちゃん〜、本当に有言実行だね。それにしても、すぐ気づくなんてすごいなぁ。周りのことを気にせず、褒めてくれるなんて、本当に天元さんらしいですね。夢主ちゃんも恥ずかしい反面、嬉しかったりするのかなぁ。(’-’*)♪ (2021年11月13日 0時) (レス) @page49 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 夢主を信じて、黙って見守ってくれた天元さんの優しさと暖かさが格好良いですね!そして、有言実行の梅ちゃんが天元さんに爆弾発言させてましたね(^^; あそこで堂々と褒める辺りが流石天元さんと言うか…笑 (2021年11月12日 21時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 天元さんも実はこっそりと話を聞いていたんだね。本当は間に入って自分の口から言いたかったと思うけど、夢主ちゃんも負けなかったね。そしてご両親に気にいれられるなんて、すごい。(゜∇^d)!! (2021年11月12日 0時) (レス) @page48 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:P | 作成日時:2021年10月15日 12時

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