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斗和「A姉ちゃんもう帰っちゃうの〜…?」
紡久「ゴールデンウィーク、後二日あるじゃん…
蜜璃姉ちゃんも居なくなっちゃったから寂しいのにー」
A「ごめんね…私ももう少しこっちに居たいけど、休みの内に済ませておきたい事もあるから」
実家で帰る準備をしていたら、下二人の弟達が寂しそうに腕を引いて不貞腐れて言う
千影「こら、二人共…寂しいのはわかるけど、姉ちゃん達だってそれぞれ事情があるだろ
我儘言って困らせてたら、帰って来なくなるぞ」
斗和「それは嫌だ!」
紡久「でも千影兄ちゃんだって寂しいくせに…!」
千影「な…っ///」
A「ふふ…また次の長期休みには帰って来るから、三人ともそんなに寂しがらなくても大丈夫よ
それに、蜜璃お姉ちゃんは家を出たって言っても近くには住んでるんだから
会おうと思えば直ぐに会える距離だしね」
母「あら、貴方達 まだAの事引き留めようとしてたの?
いつまで経ってもお姉ちゃんっ子なんだから…」クスッ
斗和「だって〜…」
A「あぁ、そしたら今度は三人がこっちに遊びに来る?
私の課題が落ち着いてる時なら街案内とかも出来るだろうし、良いよって言ってくれたら天元さんやお姉ちゃん夫婦とおいでよ」
紡久「いいの!?」
A「天元さん達がいいよって言ってくれたらね」クスッ
千影「宇髄先生 俺達に甘いから、絶対いいよって言うよ」
母「そうねー、貴方達が懐いてくれるの嬉しいって言っていたし…きっと二つ返事でOKしてくれそうね」
天元さんからも電話でよく話を聞くけど、私が居ない間も実家に顔を出してくれてるようで…
その度に弟達や両親から、天元さんへの好感の高さが伺える内容の報告を受ける
自分の家族と好きな人が仲良くしてくれるって、本当に有難いし幸せな事だなと改めて感じる
母「A、そろそろ宇髄先生がお迎えに来てくれる頃じゃない?準備できた?」
A「うん、もう片付いてるから大丈夫」
ピンポーン
A「…!噂をすればだね」
丁度名前を出したその時インターフォンが鳴り、モニターを見ると天元さんの姿が映っていた
紡久「さっきの話するから上がってもらってよ〜」
A「はいはい」クスッ
弟達に強請られて天元さんをリビングに招くと、案の定直ぐに交渉は成立したようで
ただ 今年は斗和の高校受験の年の為、受験が終わった春休みに…という話に落ち着いた
天元「んじゃ、そろそろ行くか?」
A「はい」
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レモネード - よかったねぇ〜〜夢がついに叶ったんだね。( ω-、)もうこれでいつでも同じ場所にいれて、景色も一緒に見られるんだ。今まで辛いこともあったけど、めげずにここまでやってきたんだし、もう大丈夫だよ。 (2021年11月15日 1時) (レス) @page50 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 天元さんの甘々加減には、周りも一緒に赤面物ですね(^^)そして、夢主がずっと目指していた夢がやっと現実に……これで天元さんと同じ場所で同じ景色を見られますね!ずっと頑張ってきて良かった…!努力は必ず報われますね! (2021年11月13日 21時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 梅ちゃん〜、本当に有言実行だね。それにしても、すぐ気づくなんてすごいなぁ。周りのことを気にせず、褒めてくれるなんて、本当に天元さんらしいですね。夢主ちゃんも恥ずかしい反面、嬉しかったりするのかなぁ。(’-’*)♪ (2021年11月13日 0時) (レス) @page49 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 夢主を信じて、黙って見守ってくれた天元さんの優しさと暖かさが格好良いですね!そして、有言実行の梅ちゃんが天元さんに爆弾発言させてましたね(^^; あそこで堂々と褒める辺りが流石天元さんと言うか…笑 (2021年11月12日 21時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 天元さんも実はこっそりと話を聞いていたんだね。本当は間に入って自分の口から言いたかったと思うけど、夢主ちゃんも負けなかったね。そしてご両親に気にいれられるなんて、すごい。(゜∇^d)!! (2021年11月12日 0時) (レス) @page48 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:P | 作成日時:2021年10月15日 12時