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ん、？
まだあそこに光ってる物あるなあ、
一体なんだんだろう
そう思って近くに駆け寄る。
でも、
私が駆け寄った瞬間
波にのまれて
連れ去られていった。
「A〜」
私を呼び捨てで呼ぶのは
廉くんしかいない、
だから、
「廉くん、！」
そういって振り返ると
そこにいたのは、
紫耀くんだった。
「…え、ちょっとまって、
え、紫耀くん、？」
驚きでつい早口になる私をみて
ふふっと笑いながら、君は、
紫「いや〜、俺やあかんかった、？笑」
と、少しだけ似てる廉くんの真似をして答える
すっかり元気そうだけど、
やっぱり昨日のことが気になる、
「紫耀くん、
だめじゃないよ、
どうしたの、？」
会いたくてきてくれたのかな、
とか変に期待しちゃう。
紫「あれ、聞いてないの？
今日俺の家でBBQ〜
この間の打ち上げだよ」
「えっ、そうだったの、」
紫「ずっと待ってても来ないから
迎えに来ちゃった、じゃん、」
飛び跳ねるくらい嬉しいその言葉で
私は過去最高の笑顔になった気がする
紫「照れんなし、笑」
そう言いながら、
私の頭に手を乗せる君の手は
やはりどこか冷たかった。
でも、
私があっためてあげよう
いや、暑いのはいやか、笑
なんて考える余裕があるくらい
私の気持ちは一つの方向に向いていた。
紫「自転車で来ようと思ったんだけどさ
自転車って一瞬じゃん？」
「ん、？何言ってるの紫耀くん、」
紫耀くんが言いたいこと
なんとなくわかったけれど
わざと知らないフリしてみたよ
紫「何ニヤついてんのー」
「別にー？」
自然になっていく会話で
私の心はさらに弾んだ
「ねえ、」
だめ、聞いちゃだめ、
聞きたくないけど
知りたい、
彩ちゃんへの気持ち、
でも今はだめ、
だから私は、
「夜、お散歩したい、」
なんて言ってみた
紫「えっ！」
突然大きい声出すから、
私もびっくりして、
「え、、？」
と言ったら、
紫「俺も言おうとした、」
って言ってくれらから、
どんどん嬉しくなっちゃったよね、
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作者名：嶺花 | 作成日時：2020年6月21日 13時
