君日記（ Ⅰ ） (ページ18)

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....

あっという間に全日程が終わって帰り。

彩「ねえねえ！

　近くにできたアイスクリーム屋さん

　みんなでいこ！

　ついでに近く紹介するよ！」

廉「行くしかないやん！

　じゃあ、出発するぞ」

そう言って、私の腕

掴みかけたよね

廉くん。

でも直前で

とめていたよね

私の顔を一切みない廉くん。

廉くん.....

紫「おいでー？」

紫耀くんが優しくしてくれるのは

好きだから

じゃないんだよね？

しってるよ、

わかってるよ、

でも

わからないふり、するね、

あっという間について

少し行列ができているアイスクリーム屋さんに

並んだ。

でも、

紫耀くんは

彩ちゃんの隣にずっといるから

私が入る隙なんて

どこにもなかった、よね、

でも、いいの、

大丈夫、

大丈夫、だよ、

正直アイスクリームの味なんて

覚えていなかった

そのあと何軒か

アクセサリーだったり

香水だったり

キャンドルのお店をみた

アクセサリーを選んでいるとき

彩ちゃんが

これかわいい、とかいって

紫耀くんに見せたら

いいじゃん、かわいい

少し照れながら言うし、

彩ちゃんも

はにかんだ笑顔を見せる

これずっと見てなきゃだめ、？

思わず逃げようとするが

私の肩に

誰かが手を置く

「…ねえ、」

廉「逃げてばっかりやん」

「…でも、」

廉「話したらええやん、」

「....そんな簡単にいわないで、」

吐き捨てるようにそう言ってしまった

ねえ廉くん、

お願い、

甘えさせてよ、

廉「彩ー」

彩「ん？」

廉「ちょ、これみて」

そう言いながら話し始めるから

自然と紫耀くんとふたりになれちゃった

紫「いいのあった～？」

なんにも見てなかった私は

咄嗟に目の前にあったミサンガを指差す

紫「え、めっちゃいいじゃんっ！

　俺これほしい笑」

「かわいいよね、」

紫「これ気に入った！」

そう言ってレジまでかけていっちゃった

紫「なんかねー、これペアらしいから

　あげる！！！」

「私でいいの、？」

そんなこと聞いたら

絶対困るよね、

ごめんね、

紫「もちろん！

　これ結んでー」

やっぱり私はちょろいな、

君と少しでも一緒にいたら

どきどきしちゃうし

すきが加速していく、、、