時雨 ページ19
俺が諦めちゃいけない…
放課後、いろんな人が圭人への部活勧誘をしている
山田「圭人、サッカー部とかどう?」
高木「違うって。
軽音楽部は?」
俺は後ろから圭人を抱きしめた
山田「ゆ、裕翔?」
「圭人は写真部に入る。
そう決めたの」
圭人「え、えぇ?」
圭人は困惑する
高木「いつ決めたの?」
「今」
俺は圭人を立たせる
「圭人、着いてきて」
圭人「え…と」
「圭人」
真っ直ぐ瞳を見る
圭人「…わ、かった。
ごめんね、皆」
圭人は謝って俺に着いてくる
圭人「ねぇ…えっと」
「中島裕翔。
裕翔って呼んで」
圭人「俺と裕翔は【初めて】話したよ?
どうしてあんなことを…」
あんなこととは後ろから抱きしめたことだろう
それは圭人が妖怪の時にやりたかったけど叶わなかったことだから
ごめんね、強引で
俺は森の中に入っていく
圭人「何この森?
…なんだか懐かしい感覚するなぁ」
「侑李ー!!
侑李ー!!」
俺は侑李の名前を叫んだ
すると遠くから侑李が飛んでくる
侑李「裕翔じゃん、久しぶ…り」
侑李は目をぱちくりさせた
侑李「圭…人?」
圭人「えっと…誰?」
「侑李、圭人の家に案内して」
侑李「裕翔、これはどういうこと?」
「歩きながら説明する」
侑李は納得いかなそうにしてるけど案内してくれる
「圭人、着いてきて」
圭人も首を傾げながらも着いてきてくれている
侑李「裕翔、説明してよ」
「圭人が今日転校生として学校に来たんだ。
だけど、何も覚えてなくて…圭人の家に連れてったら何か思い出すと思ったんだ」
侑李「なるほどね…」
圭人の家に着いた
侑李「僕は勝利たち呼んでくるから」
侑李は急いで飛んでいく
圭人「ここ…は?」
「入ろう、圭人」
圭人と一緒に家の中に入った
中は何も変わってない
俺はその中で目に付いたものを取った
「圭人、これ」
圭人「これって…」
それは2人が映っている写真だ
圭人「えっ…」
圭人は写真をまじまじ見たあと…
圭人「…はっ」
急に倒れた
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2020年8月3日 23時