【鬼滅の刃】愛され系少女は２倍狙われている。

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【 A side 】






後日、善逸に「炭治郎たちは呼び捨てなの！？
羨ましい！！俺もして！！」と、駄々を捏ねられた。



アオイちゃんが怒るけど叫ぶのをやめないため、渋々善逸さん呼びから善逸呼びになったり。



･･･その善逸は薬を飲んだか忘れたりしていた。





一方炭治郎は頑張って痛みに耐えていたので私の血を分けた。その度に「ありがとう」と頬を染めて恥ずかしそうに微笑む炭治郎。



血を飲み終わると私の患部を舐め、そこにちゅっと口付けを落としてくれる。



･･･恥ずかしい。




もう一方、伊之助はというとまだまだ落ち込んでいた。そんな伊之助を善逸や炭治郎が必死に支える。



勿論私も。



そんな落ち込んでいる伊之助の被り物を取ろうと考えたりはしたけど、被り物の上からでも真顔･･･いや、絶望に満ち溢れた顔だと言うことがわかる。



そんなの、煩くないのはただの顔立ちの良いだけの人だから伊之助じゃない！と言うことで外さなかった。




ちなみに禰豆子ちゃんは寝不足らしいからぐっすりと眠っている。



偶に夜起きては私とお風呂に入ったり、こちょこちょをして遊んだりした。





･･･私？




「藤榮少女！今日は俺と共に山へ行くぞ！」



『はい！よろしくお願いします、煉獄さん！』



柱の方々に日替わりで稽古を付けてもらっている。今日は炎柱の煉獄杏寿郎さんだ。


なんでも、全集中・常中を既に習得しているからというのと、藤榮(・・)の末裔だからという理由から、任務に余裕がある柱たちが私の稽古を付けてくれているのだ。


･･･はっきり言って私にそこまでの実力があるのかと思ってしまうこともあるけど、期待されてる分は頑張らないと！

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