◎くすり 続き ページ22
【Tanjiro side】
血の匂いの原因はこのオヤジさんだ。きっとこの人がさっき奥さんの言っていたダンキチ爺さんだろう。
炭治郎「A、このオヤジさんお願いしてもいいか!俺は鬼を!鬼の匂いはそう遠くない!」
『いや、私が鬼の方行くよ。子どもを連れてるし、何より鬼から悲しい感情を感じるの。』
1回決めたことを曲げないのがAだ。まあ、そんな所にも惚れたんだけどな!
炭治郎「じゃあ、鬼の方頼む!俺はオヤジさんの手当をしたらすぐ行くから無理だけはしちゃダメだぞ!」
『うん、わかってる!』
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【You side】
いた。
気絶している子どもを背中に背負って歩いている。きっとあの家の子どもだ。
鬼「お姉さん、誰?」
『私は華流A。鬼殺隊、階級癸。その子は返してもらうよ。』
そう言うと幼い鬼はニコッと笑って背負った子を自分の背から優しく降ろす。
鬼「僕、何もないんだ。人間だったのはわかるけど記憶も何もない。だから僕と同じくらいの子どもとお家で遊んでいるの。皆怯えているから心配だけど...。」
可哀想に、心が寂しそうに泣いている。きっと人間の時に何かあったんだろう。
『安心して、貴方の寂しさは私が消してあげるから...。
──華の呼吸、拾弐ノ型
これは私があみ出した私だけの技。痛みはなく、
『次、この世に生まれ落ちる時は幸せな人生を送れますように。』
この鬼は容姿こそ幼いものの、知識はある。きっと心と容姿は子ども、知識は長く生きた中で得たのだろう。
『さて、』
炭治郎「A!無事か!」
私の元に駆け寄ると、ギュッと抱き締めてくれる炭治郎。...ん、炭治郎ちょっと熱い...?
『炭治郎、熱ある...?』
炭治郎「大丈夫だよ。ちょっと眠いんだと思う!
オヤジさんは目を覚まして安静にしているし、拐われた子どもは見つけたから、この子とオヤジさんの子どもを送り届けよう?」
『うん、分かった...。』
炭治郎は心配だけど、この子たちを待ってる家族がいるから行かなくっちゃね。
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星乃 - 伊之助で激甘でツンデレでお願いします!えちえちも多めでお願いします。 (2022年8月26日 13時) (レス) @page1 id: 4f40691f9e (このIDを非表示/違反報告)
赤猫さん。 - リクエストです!錆兎で激甘、デレデレで嫉妬と言う感じのシチュ(?)で長編お願いします! (2020年6月27日 15時) (レス) id: 8f1de045bc (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 激甘で後は、ヤンデレでお願いします。 (2020年4月9日 19時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
時雨冬樹 - リクエストです!錆兎と義勇の激甘お願いします! (2020年2月23日 21時) (レス) id: 3086d4e962 (このIDを非表示/違反報告)
星那 - リクエスト失礼します!錆兎と富岡で激甘のヤンデレ、お願いしたいです...。他の詳しい設定などはお任せします! (2020年1月27日 21時) (レス) id: d8d0efb8dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レナート | 作者ホームページ:@renato_uratuku
作成日時:2019年6月26日 0時