好きなもの【冨岡義勇】 ページ3
【You side】
私たちが出会ったのは、私が柱になりたての頃。ちなみに私は華柱。いつからか惹かれていて、意外なことに彼から告白してきたのだ。
とまあ、昔話は置いといて。
私たちは付き合って1年ほど経つけれど、彼のこんな顔はあまり見た事がない。
『ねえ義勇』
義勇「...」
『鮭大根、好きなの?』
義勇「...まぁ」
口下手な彼、もとい冨岡義勇は私の作った鮭大根を口にしては目を輝かせている。彼女の私の前ですらあまり表情を変えないくせに。
義勇「美味い」
『ほんと?よかった』
鮭大根を食べる手が止まらない義勇。それを噛み締める度に口許を緩ませるものだから鮭大根に嫉妬しそうだ。
義勇「..ご馳走様」
『お粗末様です。食器洗うから運んでもらえる?』
義勇「ああ」
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『義勇、鮭大根の他に好きな物とかないの?』
お皿を洗ってる私を妨害するかの如く後ろから抱きしめてくる彼に問う。
義勇「たべたい」
『....ん?』
冨岡義勇という男は質問をしても毎回的を外れた答えを返してくるという、なんとも素晴らしい特性を持っているが故に事細かに聞かないといけない。
『鮭大根の他に好きな物ってなんですかって質問だったんだけど...。まだ鮭大根食べたいの?』
義勇「いや、そうだが違う」
あっ、食べたいには食べたいんだ。
義勇「好きなもの、なんて言わずともわかるだろ?」
『えっ嫌いなものは愚か、今さっきまで好きな物すらわからなかったんだけど私。』
そう言うと抱きしめる腕にもっと力をかけてくる義勇。もうそろそろ潰れそうなんだけど。
義勇「...お前。」
『へ?』
義勇「Aが好きだから、たべたい」
『あー、そゆことね』
...って、違う。
どういうことだ。頭がついて行かない。
そんな頭がフリーズした私を気にすること無く抱き上げる義勇にハッとして意識を戻す。
『え、待って好きな食べ物聞いたんだけど!?』
義勇「まあ細かい事を気にするな。俺はAをたべたい。」
ベッドに優しく降ろして口付けを落された。
その後?ご想像通りってやつだね。
[ 好きなもの ]
(Aがいるなら何も要らない)
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レナートの文才はこの程度ですよっていうサンプルです!(短編,甘々)
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星乃 - 伊之助で激甘でツンデレでお願いします!えちえちも多めでお願いします。 (2022年8月26日 13時) (レス) @page1 id: 4f40691f9e (このIDを非表示/違反報告)
赤猫さん。 - リクエストです!錆兎で激甘、デレデレで嫉妬と言う感じのシチュ(?)で長編お願いします! (2020年6月27日 15時) (レス) id: 8f1de045bc (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 激甘で後は、ヤンデレでお願いします。 (2020年4月9日 19時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
時雨冬樹 - リクエストです!錆兎と義勇の激甘お願いします! (2020年2月23日 21時) (レス) id: 3086d4e962 (このIDを非表示/違反報告)
星那 - リクエスト失礼します!錆兎と富岡で激甘のヤンデレ、お願いしたいです...。他の詳しい設定などはお任せします! (2020年1月27日 21時) (レス) id: d8d0efb8dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レナート | 作者ホームページ:@renato_uratuku
作成日時:2019年6月26日 0時