【鬼滅の刃】人斬り少女と蜘蛛の鬼

15、累とお買い物 ページ15

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手をつないで町を歩く。
逃がさない為とは言え手をつないでるのってなんだか本当に兄弟みたいだなあと心がホワホワしてくる。



「あ、あれ食べたい」



目についた団子屋を指差す。最近団子なんて全然食べれなかったから久々に食べたい。
累の了承も得ず累の手を引いて団子屋に行く。




「全種類くださーい！」

「は？」



そう言って店員さんに注文したら累がめちゃくちゃ睨んできた。累のポケットマネーなのを良いことに全種類頼んでみた。



「一回言ってみたかったんだよね！」

「今言わないでくれる？」



さすがに累がキレそうなので諦めて注文し直した。でてきたお団子は桃と白と緑の三色団子。
累は初めて食べるのか興味深そうに団子を見つめている。


「うま〜」



口に含めば団子の甘みが口いっぱいに広がる。



「これそんなにおいしい？」



累は団子をもぐもぐしながら不思議そうに尋ねてくる。



「このおいしさが分からないなんて累もまだまだだね」

「何様？」



累から鋭いツッコミをいただいたところでふと向かいのお店の髪飾りに目が止まる。

赤と桃色の花の髪飾り。可愛い髪飾りだなあて見てたら累が声をかけてきた。


「あの髪飾りほしいの？」


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