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ごめんよ善逸 ページ10

俺はこの海の匂いや空の色






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微かに残るAさんの匂いを覚えた






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もう二度と彼女を忘れないように。次もまた此所に来れるように。






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善「ハッ炭治郎帰ってきたアアアアアアアアア!!!!禰豆子ちゃん置いてくなよコノヤロォォォ!!!!(汚い高音)」






炭「っすまない善逸、ちょっト鬼が出テイテ…」






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善「…炭治郎それ嘘だろ。顔ヤバいし。鬼に会ったときとは違う音がするし。」






炭「うっ…」







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俺は嘘が苦手で顔に出るのは分かっていたがまさかここまでとは…






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炭「…本当にすまない善逸、伊之助、」





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善「ァァアアもう!!!!違うの!!!!俺が言ってんのはね!?!?俺らに謝ることじゃなくてさァ!?」






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善逸は鼓膜が破れそうな位叫んでから指を指す。







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指の先には禰豆子がいた。もう昼だから俺の布団を被っているが…








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禰豆子からは悲しい匂いと寂しい匂い







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それに怒りの籠った匂いが漂っている。







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俺が勝手に抜け出したことを心配したのだろうか。






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それとも何も言わずに居なくなったことに怒っているのだろうか。







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___もう勝手に行かないで。お兄ちゃん。






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口枷を着けているはずの禰豆子から声が聞こえた気がした。

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- 肆の型は打ち潮ですよ。水車は弐の型です (2020年3月20日 18時) (レス) id: 857c4ecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - 凄く面白かったです。続き楽しみにしています! (2020年1月3日 22時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綿埃蜘蛛 | 作成日時:2019年9月9日 17時

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