ごめんよ善逸 ページ10
俺はこの海の匂いや空の色
.
微かに残るAさんの匂いを覚えた
.
もう二度と彼女を忘れないように。次もまた此所に来れるように。
.
.
善「ハッ炭治郎帰ってきたアアアアアアアアア!!!!禰豆子ちゃん置いてくなよコノヤロォォォ!!!!(汚い高音)」
炭「っすまない善逸、ちょっト鬼が出テイテ…」
.
善「…炭治郎それ嘘だろ。顔ヤバいし。鬼に会ったときとは違う音がするし。」
炭「うっ…」
.
俺は嘘が苦手で顔に出るのは分かっていたがまさかここまでとは…
.
炭「…本当にすまない善逸、伊之助、」
.
.
善「ァァアアもう!!!!違うの!!!!俺が言ってんのはね!?!?俺らに謝ることじゃなくてさァ!?」
.
善逸は鼓膜が破れそうな位叫んでから指を指す。
.
指の先には禰豆子がいた。もう昼だから俺の布団を被っているが…
.
禰豆子からは悲しい匂いと寂しい匂い
.
.
それに怒りの籠った匂いが漂っている。
.
俺が勝手に抜け出したことを心配したのだろうか。
.
それとも何も言わずに居なくなったことに怒っているのだろうか。
.
.
___もう勝手に行かないで。お兄ちゃん。
.
口枷を着けているはずの禰豆子から声が聞こえた気がした。
39人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵 - 肆の型は打ち潮ですよ。水車は弐の型です (2020年3月20日 18時) (レス) id: 857c4ecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - 凄く面白かったです。続き楽しみにしています! (2020年1月3日 22時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:綿埃蜘蛛 | 作成日時:2019年9月9日 17時