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87 二体目の鬼 ページ42

「お兄ちゃああん!!!」


そして ズズズ と鬼から現れたのは

男の形をしたもう一体の鬼だった


その瞬間 宇髄さんと私は動いていた


出てきた鬼を斬り刻むように


けれど 二人の攻撃をいとも簡単に避け

部屋の隅にいた


「泣いたってしょうがねぇからなああ

頸くらい自分でくっつけろよなぁ

おめぇは本当に頭が足りねぇなあ」


お兄ちゃんと呼ばれたそれは

反射速度が比ではなかった


何か喋りかけているが

それを隙と見たのか宇髄さんは地を蹴っていた


そして刃が届く瞬間


男の鬼も手に持つ鎌を振っていた


『宇髄さん!』


宇髄さんは既のところで攻撃を受け止め

少しの切り傷だけで済む


「へぇ やるなぁあ 攻撃 止めたなぁあ

殺す気で斬ったけどなあ いいなぁ お前 いいなあ」



そしてペラペラとよく喋る


妬ましいだの何だのと

よく喋る鬼は嫌いだ


間違いなく二人は上弦


でもそれでも今の私は立ち上がれる


刀を振える


少しは変わったところを見せるんだ

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作者名:癒姫 | 作成日時:2019年8月13日 11時

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