氷のように冷たく雪のように暖かい弐［鬼滅の刃］ (ページ20)

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そして帰ることになり

書類は千寿郎くんが修復してくれるみたいだった

他の書類も調べてくれるらしく

何かわかったら鴉を飛ばすとのこと

本当にいい子だ

「お話ができて良かった

お気をつけてお帰りください」

そう言って深々と頭を下げる千寿郎くん

「いいえこちらこそありがとうございました」

「そうだ炭治郎さんこれを…」

と言って取り出したのは

煉獄さんの日輪刀の鍔だった

「い、いただけませんこんな大切なもの… 俺は…」

「持っていて欲しいんです

きっとあなたを守ってくれます」

「…… ありがとう………」

「あのところで禰夜さんは

どうしていらっしゃったんですか？」

『え？』

急に話を振られ驚いてしまう

『あぁ炭治郎が槇寿郎さんに

ボコボコにされそうな気がして

あと蝶屋敷から居なくなったって鎹鴉が』

「俺のために来てくれたのか！？」

『我妻くんがチュン太郎飛ばしてきたから』

『あ、あと』

私は炭治郎に聞こえないように

千寿郎くんに耳打ちをした

『雪柱になりました』

「えっ…」

「え何言ったの」

『秘密槇寿郎さんにも伝えれたら伝えといて

じゃあありがとうまた来るね』

そう言って私はスタスタと歩いていく

「あ、ちょっと禰夜待てよー！」

そんなこんなで

しんどそうな炭治郎をおぶって帰ったのは

また別の話