鬼の瞳隠して人の瞳隠さず

番外編 中高一貫!!キメツ学園物語＿壱話 ページ40

番外編 中高一貫！！ キメツ学園物語
〜藤鬼Aの日常〜









...A視点...






『...』

冨「...」







今、私と冨岡先生は校門の前で睨み合っている





冨岡先生は笛を咥え、手には竹刀が握れれている






何故こうなったかというと...遡ること約五分前＿







*＊*＊*＊*＊*＊





冨「(パーカーを)脱げ」



『...』






学校に着き、いつも通り校門を潜ろうとしていたら冨岡先生に呼び止められた




無視して行こうかと思ったけどピーっと笛の音が煩いので止まることにした






冨「(パーカーを)脱げ」



『お断りします』








周りから見たら冨岡先生がただの変態教師だ




が、この会話は日常会話だ








冨「お前が来ているパーカーは校則違反だ。着崩すな。寒いなら学校指定のセーターを着ろ。何度言ったら分かる」






冨岡先生は私が着ているパーカーを指差しまたピーっと笛を吹く






『...嫌です』


冨「駄目だ」


『嫌です』


冨「駄目だ」







＿こんな会話が続き、今に至る








別に私以外にも校則違反をしている生徒は沢山いる





そして問題児が多い、中高一貫 キメツ学園には校則違反を許さないスパルタ体育教師・冨岡義勇がいる







校則違反をしている生徒を見つければいきなり殴ってくる時もある



風紀委員の我妻善逸くんがよく冨岡先生のグーパンをくらっているところを見かける








『退いて下さい』


冨「(パーカーを)脱げ」







さっきからこんな会話ばかりだ...




早く教室に行きたいのに








そんなことを考えていると隣からいきなり声が聞こえてきた









善「だ・か・ら！！ピアスは校則違反なんだって炭治郎！禰豆子ちゃんのパンはいいけど！」




炭「頼むよ善逸、見逃してくれ」








其処には、冨岡先生一番の被害者・風紀委員の我妻善逸君






そして校則違反をし続ける高等部一年筍組・竈門炭治郎君とフランスパンを咥えている妹の竈門禰豆子ちゃんがいた








炭治郎君もいつもピアスをして学校に来ており、冨岡先生とよく鬼ごっこをしている

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